車番 |
製造年 |
製造メーカー |
備 考 |
301〜 315号 |
1936年 (昭和11年) |
函館船渠 株式会社 |
昭和11年(1936)函館船渠株式会社(現在の函館どつく)で製造されました。
当時、函館で、路面電車を運営していた帝國電力において、昭和11年6月7日に301〜303号、9月15日に304〜315号が就役を開始しました。
昭和45年(1970)1000形の導入に伴い、300形は余剰と判断され、301号は、昭和46年8月20日付で廃車となりました。
301号は、廃車後もしばらくは駒場車庫に保存されていましたが、昭和55年(1980)か56年に解体されたようです。
300形は、305〜307号が、花電車に改造されて残されています。
また、非公開の状態ですが、313号が「北海道開拓記念館」に残っています。
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300形の廃車と車番変更に関する情報整理
木下 聡 様のご好意により、300形の貴重な写真について、掲載許可を頂戴したことを契機に、廃車と車番変更について、表にして情報を整理してみました。尚、表の中の「装飾車」とは「花電車」のことです。
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501号 |
1948年 (昭和23年) |
日本車輌製造 株式会社 東京支店 |
昭和23年(1948)10月、日本車輌製造(株)東京支店で製造
昭和23年11月21日、函館市電501号として就役を開始
昭和24年9月28日認可
昭和38年(1963)11月より3ドア使用から2ドア使用へ変更
昭和44年(1969)2月26日付の設計変更認可に基づき、
ワンマンカー改造と運転窓改良
昭和48年(1973)10月1日、梁川車庫の閉鎖と共に廃車
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601号 |
1954年 (昭和29年) |
株式会社 新潟鐵工所 |
昭和29年(1954)5月、新潟鐵工所で製造
昭和29年10月15日認可
昭和44年(1969)2月26日付の設計変更認可に基づき、
ワンマンカー改造と運転窓改良
昭和48年(1973)10月1日、梁川車庫の閉鎖と共に廃車
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701号 |
1957年 (昭和32年) |
株式会社 新潟鐵工所 |
昭和32年(1957)3月、新潟鐵工所で製造
昭和32年5月23日認可
昭和44年(1969)2月26日付の設計変更認可に基づき、
ワンマンカー改造と運転窓改良
昭和48年(1973)10月1日、梁川車庫の閉鎖と共に廃車
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803号 |
1962年 (昭和37年) |
株式会社 新潟鐵工所 |
昭和37年(1962)7月、新潟鐵工所で製造
昭和37年8月1日認可
平成元年(1989)、新しい形式8000形にすべく廃車
アルナ工機株式会社で車体更新の後、
平成2年(1990)3月、8001号となる
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■参考資料
●市電50年の歩み(昭和39年12月25日 函館市交通局)
●鉄道ピクトリアルNo.259(1971年12月臨)「函館市交通局」(北大鉄道研究会・大西清友氏) 他
■関連記事
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(2023年4月5日掲載)
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