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江戸っ子 |
京王電気軌道23型→函館市電400型 |
高松吉太郎氏撮影の京王電鉄23型26号(昭和12年)
『鉄道ピクトリアルNo.422』より
京王電気軌道(京王電鉄)で働いていた23型52,47,59,53,54,45号が1940年(昭和15年)に函館にやってきて、401〜406号の番号が付けられました。函館大火でボギー車を失い、単車だけになってしまった状態が続きましたが、定員70名の大型車がやってきて大活躍したのです。
この京王電気軌道の23型は、全長が11.7mの木製ボギー車で全部で44両が製作されました。その内の6両が函館へやってきたわけです。
1948年(昭和23年)の冬から500型が活躍するようになると、次第に活躍の場を失い、1962年(昭和37年)には全て廃車となりました。405号は、1970年(昭和45年)11月まで駒場車庫で保存されていましたが、老朽化の為解体されてしまいました。
この年の2月に都電の7000型が10両やってきましたので、405号はほんの少しの間だけ、一緒にいることができたようです。まるで、東京から来た10両を見て、安心して後を任せられると思い、自分の死期を悟ったような...そんな風に考えてしまいます....。
生き物でもないのに...考えすぎでしょうか(汗。
江戸っ子時代の姿[5]
(2001年11月23日)
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