TRA in CAFE
保存車両 都電8000型  大切な文化財 都電8053号 「TRA in CAFE」で活躍中
   




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 お店の中に、8053号について詳しく書かれた説明書がありました。
 引用させていただきます。

都電8000型8053号について
  ここTRA in CAFEで使用されている都電の車両は、8000型と言います。
 この8000型は1972年(昭和47年)までにすべて廃車され車体として残っているのは、
 埼玉県越谷市に車体だけ(台車はなしです)残っている8125号と、ここTRA in CAFEで
 使われている8053号のみです。
   8000型というのは、昭和31年から32年にかけて、131両製造された車両です。
 この頃の都電は、まだ全盛期ではありましたが、路面電車を廃止しようという世論が
 出始めた頃です。そのようなことを考えてこの8000型は、耐用年数を10〜12年ぐらい
 にして製造されました。8053号は、昭和32年に日立製作所で作られました。
 8000型はゲージの違う杉並線(14系統)を除くすべての車庫に配置されていました。
 8053号は製造当初は三ノ輪車庫に配置され、21、31系統で走っていました。
 千住、三ノ輪橋、浅草、東京駅、上野駅、水天宮あたりです。そして昭和44年3月には
 駒込車庫に移り、19系統(通り3丁目〜王子駅)を走っていました。駒込車庫が廃止
 された昭和46年3月に柳島車庫に移りました。23、24系統で使われ、須田町、上野駅、
 月島、本所、浅草の辺を走っていました。そして昭和47年に廃車後は、現在でも
 オーナーである飯吉さんに引き取られました。当初は、飯吉さんの手で、喫茶図書館と
 なっていましたが、その後喫茶店は閉鎖され、長い間放置されていました。
 そして、平成13年4月、岸直美さんの手によってTRA in CAFEとしてオープンしました。
   8000型という非常に貴重な車両です。今後ともこの8053号が残っていくことを
 祈りたいです。



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