大変残念なことですが、喫茶店『TRAIN CAFE』が2016年12月25日をもって閉店することになりました。『TRAIN CAFE』で使われていた、元都電8053号ですが、閉店後は、オーナーへ返却され、何れ解体されることになるようです。 パンタグラフも、台車も残されている元都電8000形は、この8053号だけでした。 今まで、元都電8053号を大切にしてくださった『TRAIN CAFE』のスタッフの皆さまへ感謝をしたいと思います。

『TRAIN CAFE』の都電8053号　2016年12月5日　多田様 撮影


【ご参考】 多田様のサイト『汽車・電車１９７１〜』内にある
『都電８０５３　TRAIN　CAFE』の記事
http://c5557.photoland-aris.com/toden8053.htm


以下は、2002年当時に記述した内容です。

TRA in CAFE

都電8000型 　都電8053号「TRA in CAFE」で活躍中 　元都電8053号。千葉県八千代市で大切に保存されています。車内は、きれいに改装され喫茶店として営業されています。1956年（昭和31年）から翌年にかけて131両製作された8000型の最後の生き残りです。埼玉県越谷市にも8125号がありますが、残念ながら車体のみの状態です。パンタグラフも、台車も残されている状態の8000型は、この8053号１両しかありません。 都電荒川線に就役している車両は、7000型、7500型、8500型の3型式です。 7000、7500、8000が無くて8500．．．。8000型は、昔の写真でしか見ることができないものとあきらめかけていたとき、千葉県八千代市において喫茶店に改装され残されていることを知りました。 1972年（昭和47年）にこの地にやってきた当初は、「スナック喫茶　大利根」として営業していたようです。その後、「茶房 あしたの虹」になりましたが、しばらくお休みが続きました。 2001年4月より経営者が岸様になり、「TRA in CAFE」としてリニューアルオープンさせて、現在に至っています。 もし、飯吉様が1972年当時、東京都より購入してくださらなければ、8053号は今現在は存在していなかった事でしょう。喫茶店ということで、その役目は変わりましたが、いつまでも元気で末永く保存されることを祈っています。 購入してくださった飯吉様と、きれいに改装して大切にしてくださっている 岸様にあらためて御礼申し上げます。 「TRA in CAFE」 （ブログ『TRA in CAFE』） 〒276−0028　千葉県八千代市村上2090 TEL・FAX (０４７)４８６-２２２８ 土〜月曜 > 9:00 - 19:00 木＆金曜 > 12:00 - 19:00 定休日：火曜日・水曜日 京成電鉄 勝田台駅北口から北へ直進500m 黒沢池市民の森向かい側 駅から徒歩5分 東京方面から電車で向う場合は、上野駅、若しくは日暮里駅から 京成電鉄を利用するのが便利です。 飯吉様、岸様を応援する為に、地元の皆様、路面電車ファンの皆様など、 より多くの方が利用してくださることを期待しています。 都内を走っていた頃の8053号 お店にあった写真を撮影し、車体部分を拡大したものです。 「TRA in CAFE」の都電8053号　2002年4月14日撮影 8053号[1] 　（2002年4月14日）