長崎の路面電車[5]
長崎市電 長崎電気軌道  惜別・軽快電車2001号

長崎電気軌道 系統図

2001号 さよなら運行


ご乗車の電車は今から33年前当時、
画期的な車両として登場した軽快電車2001号です。

このたび引退が決まりさよなら運行を行っております。

長年のご愛顧
ありがとうございました!
2001号主要緒元
形式  2000形
車号  2001号
製造年 昭和55年
製造所 アルナ工機
自重  17t
定員  66名
車体長 11,700mm
車体幅 2,250mm
車体高 3,780mm




「さよなら運行」のヘッドマークをつけた2号系統・2001号。(内藤様撮影)
























車番 製造年 製造メーカー 備 考
203号 1950年
(昭和25年)
日立製作所 奇数番号の201、203、205、207、209号は、日立製作所で作られました。
台車はSA-W1。
306号
310号
1953年
(昭和28年)
日立製作所 300形の301〜310号は、日立製作所で作られました。
台車はKBD-12B。310号だけ、1954年(昭和29年)1月製。
376号 1962年
(昭和37年)
日本車輌製造 370形の371〜377号は、日本車輌製造で作られました。
360形の改良型。尾灯は、方向幕横に設置されました。
昭和37年の製造であることから370形と命名されました。台車は、NS-17。
502号
504号
1966年
(昭和41年)
ナニワ工機 車体のみ新規に製造し、他は大阪市電1701形の廃車部品を流用しています。
台車は、K-10を使用。
1507号 1994年
(平成6年)
アルナ工機 西鉄北九州線600形の廃車部品を流用して製造されました。
1507号のみ、間接自動制御方式に改造されています。 台車はFS51。
2001号 1980年
(昭和55年)
アルナ工機 日本の路面電車の近代化を目指して作られた「軽快電車」。
同じ軽快電車である広島電鉄の3500形よりも先に運行を開始しました。
1981年(昭和56年)には、鉄道友の会・ローレル賞を受賞しています。
長崎電気軌道にとっては、初の冷暖房を完備した車両でした。台車はFS82。
車両の構造が、他の車両と全く異なり、メンテナンスが難しい車両でした。
2002号が、2001号よりも先に引退しています(2010年3月30日)。
2001号は、2014年(平成26年)3月30日に、さよなら運転を行い引退しました。

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(2014年4月30日掲載)


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