長崎の路面電車[2]
長崎市電 長崎電気軌道  元熊本市電も活躍しています。

長崎電気軌道 系統図
長崎電気軌道株式会社は、路面電車だけではなく、バスも運営していた時期がありました。 運営していたのは、1953年(昭和28年)4月1日〜1971年(昭和46年)2月28日の期間でした。

「長崎電鉄バス」は、路面電車の路線を補完するような形で運営されていたようです。 電車だけの運営に専念することを決め、1971年(昭和46年)3月1日に、バス事業を長崎自動車へ譲渡しました。

写真は、「長崎電鉄バス」ではなく、
長崎自動車株式会社が運営する「長崎バス」です(内藤様撮影)。






















車番 製造年 製造メーカー 備 考
201号 1950年
(昭和25年)
日立製作所 奇数番号の201、203、205、207、209号は、日立製作所で作られました。
台車はSA-W1。
206号 1950年
(昭和25年)
日本車輌製造 偶数番号の202、204、206、208、210号は、日本車輌製造で作られました。
206号は、ブラジルのサントスへ譲渡されることとなりました。
台車はK-10。
214号
215号
1951年
(昭和26年)
日本車輌製造 211形の211〜216号は、日立製作所で作られました。
台車はKBD-12。
307号 1953年
(昭和28年)
日立製作所 300形の301〜310号は、日立製作所で作られました。
台車はKBD-12B。310号だけ、1954年(昭和29年)1月製。
371号
373号
375号
376号
1962年
(昭和37年)
日本車輌製造 370形の371〜377号は、日本車輌製造で作られました。
360形の改良型。尾灯は、方向幕横に設置されました。
昭和37年の製造であることから370形と命名されました。台車は、NS-17。
601号 1953年
(昭和28年)
新木南車両 元熊本市電171号。1969年(昭和44年)8月に熊本市交通局より譲り受けました。
台車は、KS-40Jで、これは函館市電の600形と同じです。
1203号
1205号
1982年
(昭和57年)
アルナ工機 台車・電動機は、西鉄北九州線600形の廃車部品に交換して改良しました。
1202〜1205号は改良済です。台車は、FS51。
1201号のみ改良されず、台車もK-10のまま使用しています。
1302号 1987年
(昭和62年)
アルナ工機 1300形の1301〜1305号は、1987年〜1989年(昭和62年〜平成元年)にかけて、 アルナ工機で製造されました。
台車は、西鉄北九州線で廃車になった300形のKL-11を転用しています。
1701号 1999年
(平成11年)
アルナ工機 1700形の1701号、1702号は、廃車になった702号、706号
(元都電・杉並線2000形) の主要機器を転用して製造されました。台車はD16NA。
1801号 2000年
(平成12年)
アルナ工機 西鉄北九州線600形の廃車部品を流用して製造されました。
1801号〜1803号のうち、1803号だけは、2002年(平成14年)に作られてます。
長崎市電では、初めて誕生した、間接自動制御方式の車両。台車は、FS51。
5002号 2012年
(平成24年)
アルナ車両 2011年(平成23年)に5001号、翌年に5002号が製造されました。
3000形よりも大きい超低床電車。台車はSS10。

長崎の路面電車[2]
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(2014年4月26日掲載)


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