ルート 従来からの呼び方 補足説明
河口湖口 富士登山がはじめての方には適しています。スタート地点の富士スバルライン五合目は標高2305m地点になります。一番山小屋が多く、水の補給やトイレの確保が楽であることもあり、人気のあるルートです。富士登山が初めてで、ルートを決めかねている場合には、このルートをお薦めいたします。
吉田口
(馬返し経由)
ゼロ合目(富士吉田市の「北口本宮冨士浅間神社」標高850m)からスタートする、長距離であるがゆえ、難易度が高いルートです。ですが、2011年には、「馬返し」(標高1430m)までバスが運行されるようになりました。こちらですと、御殿場ルートとほぼ同じ高度からのスタートです。
須走口 富士登山がはじめての方には適しています。スタート地点の須走口五合目は標高2000m地点になります。森林限界が標高2700mで、他のルートよりも高い位置まで森林地帯が続いています。その分、自然を満喫できます。下りは、「砂走り」があり、比較的短時間で下ることができます。
富士宮口 富士登山がはじめての方には適しています。スタート地点の富士宮口五合目が標高2400mですので、高い地点からスタートできます。それだけ、歩く距離も短めになるので、人気があります。ただし、登山道、下山道が共通ですので、時期によっては、混雑します。
御殿場口 スタート地点の御殿場口新五合目は、標高が1440mで、他のルートにくらべて低い位置にあります。歩く距離も長くなります。下りは楽なのですが、上りは長距離で、かつ、山小屋も少ないので、上級者向きです。上りは富士宮ルートにして、下りだけ御殿場ルートにするという方法もあります。下りは、比較的短時間で下ることができる「大砂走り」で有名です。
御殿場市観光協会がお薦めするルートです。皇太子殿下が2008年8月に登山をされたときのルートです。スタート地点は、富士宮ルートの五合目(標高2400m)、下山時のゴール地点は、御殿場ルートの五合目(標高1440m)になります。富士宮ルートと御殿場ルートの長所を組み合わせたルートです。他のルートに比べると、歴史が浅いこともあり、このルートの利用者は、少なめかもしれません。
御殿場ルートと富士宮ルートの組み合わせ スタート地点は、富士宮ルートの五合目(標高2400m)です。八合目までは、富士宮ルートで登ります。八合目で、連絡ルートを使って、御殿場ルートへ出ます。そこから少し登ると、赤岩八合館に到着します。山頂までは、そのまま御殿場ルートを利用します。
下山は、山頂から御殿場ルートで下ります。大砂走りを利用して、六合目の宝永山付近で御殿場ルートを抜けて、宝永山の遊歩道経由で、富士宮ルートの六合目に入り、富士宮ルートの五合目に戻ります。
詳細については、2009年7月27日の登山記を参考にしていただければ幸いです。

ルートのご紹介
吉田ルート
(河口湖口)
吉田ルート
(吉田口・馬返し経由)
須走ルート 富士宮ルート 御殿場ルート プリンスルート