保存車両[20]
写真集 旭川市電  大切な文化財


 かつて、旭川では路面電車を運営している会社が2つありました。旭川市街軌道と旭川電気軌道です。旭川市街軌道は、昭和4年(1929年)11月に開業しましたが、昭和31年(1956年)に軌道事業を廃止しバス事業へ転換しました。昭和43年(1968年)には旭川電気軌道に吸収合併されました。

旭川電気軌道は、昭和2年(1927年)2月に開業しましたが、昭和48年1月1日付で軌道事業を廃止しました。旭川電気軌道も事業をバスへ転換しました。現在はバス会社として存続しています。

かつては、「洞爺湖青少年自然の家※」にも旭川電気軌道の車両が保存されていましたが、残念なことに解体されてしまいました。現存する旭川電気軌道の車両は2両で、旭川市と上川郡東川町に保存されています。


           東川町郷土館に掲示されている「旭川電軌廃止区間略図」より

●東旭川線
旭川追分 - 龍谷学園前 - 墓地前 - 愛宕 - 一丁目 - 二丁目 - 役場前 - 四丁目 - 五丁目 - 旭山公園

●東川線
旭川四条 - 旭川追分 - 二号線 - 千代田 - 下四号線 - 観音 - 坂ノ上 - 旭正 - 上旭正
- 上七号線 - 十号 - 西九号 - 西川 - 西六号 - 東川学校前 - 東川

(貨物線)旭川 - 旭川一条 - 旭川四条
























旭川市電 モハ101号−北海道上川郡東川町:東川町郷土館
   北海道上川郡東川町1丁目16番2号
   交 通:旭川電気軌道 バス60系統「西2号」行 「道草館前」バス停下車 徒歩5分

  公開日時:年度により変更となる場合があるようです。
         平成20年の場合、5月、6月、9月、10月は土曜日のみ開館
         11月は1日と3日のみ開館。7月と8月は月曜日を除いて全て開館。
         12月及び1月〜4月は全て休館。開館時間は10時〜16時。

モハ101号は、昭和24年(1949年)の車庫火災で車両が不足したため増備されました。日本車輌で製作された半鋼鉄製のボギー車両です。東川町郷土館で大切に保存されています。東川町郷土館には、昔の教科書や動物のはく製なども展示されています。郷土の歴史、文化、自然環境について学ぶことができる施設です。


※かつて「洞爺湖青少年自然の家」で保存されていた5両(解体されており現存しない)

  モハ103(モハ101と同じく昭和24年日本車輌製)
  モハ501(定山渓鉄道モハ100形の車体を流用して製作)
  ワ103(鉄道省からの払い下げの木製2軸有蓋貨車)
  コハ051(鉄道省から購入したキハ05 12(書類上はキハ05 16))
  排1(旭川電気軌道が、旭川市街軌道から譲り受けたもの)


 参考HP
 ・ウィキペディア−旭川市街軌道

 ・ウィキベディア−旭川電気軌道東旭川線

 ・ウィキベディア−旭川電気軌道東川線

 ・終わらない旅−保存車・廃車体を訪ねて

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(2008年10月13日掲載)



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