函館市電ニュース (通巻12号)

北海道函館市の「まりもさん」から頂戴した、「函館市電ニュース(通巻12号)」です。



課外授業

6月14日(火)の午前中、駒場車庫内において、函館市立駒場小学校3年生による課外授業が実施されました。
留置線には530号と1008号が置かれ、まずは車内見学。
普段入ることの出来ない運転室も開放されたため、運転席に座る児童の姿も見受けられました。

530号と1008号の車内見学を終えた児童たちは、引率の先生の指示を受け、それぞれの車両の見える位置に座って一生懸命に電車を描いていました。
   







530号旧塗装に復元

昭和23年から25年にかけて日本車両で30両製造された500形も老朽化により廃車・解体され、530号1両だけが現役で活躍しています(注)。
製造後、半世紀にわたり函館市内の移り変わりを見てきた530号も老朽化は著しく、車体も損傷箇所が目立つ現状での活躍でした。

この度、函館市交通局では長い間「新標準色」で活躍していた530号を旧塗装に復元するとともに、損傷箇所の改修も併せて実施しました。
    
改修工事は、6月23日から開始され、7月15日に終了しています。

(注)
・505号は、車体更新と同時に501号に改番され、現在は二代目カラオケ電車として活躍中
・529号は休車扱いで静態保存中







「お茶会」開催

通巻11号でお知らせした、函館弁天活性化実行委員会が中心となって地域活性化を目指した「お茶会」が、予定通り(7月17日午前10時から)どつく前電停で函館市交通局の協賛で開催され、多くの市民が参加し野点気分を満喫していました。
       
この日使用された車両は旧塗装に復元されたばかりの530号で、前日に車内に襖と障子が装着され、午前8時16分どつく前終点に向け出庫しました(旧塗装復元後、初運行)。
















「路面電車感謝祭」開催

駒場車庫内において、「路面電車感謝祭」が開催されました(7月24日午前9時30分より)。
『路面電車感謝祭』は、「日頃ご利用頂いているお客様への感謝の気持ち」と夏休み期間中の小学生以下を対象にした「親子見学会」(事前申込みが必要)を合わせ、毎年開催されています。

「親子見学会」では参加者をグループに分け、職員が構内を引率・誘導し、工場内で日常行われている作業の説明や留置線上のササラ電車の仕組み、さらに教習実験室内では展示されている記念切符・系統板・架線・軌条の他、模擬運転台の操作による電車の仕組みや電車専用信号の見方などが丁寧に説明されていました。
特に、模擬運転台を利用した「操作」では、子供だけでなく保護者の方々も興味を持たれたようです。

また、敷地内では『廃車車両の部品販売』、『青森鉄道模型倶楽部のデモンストレーション』や、『地元農産物の安値販売』、『制服・制帽を着用しての記念撮影』、『ゲーム大会(カラオケ電車内)』等が催された他、清涼飲料水の無料配布も実施されています。








(2005年7月25日掲載)

トップページ
乗車料金と所要時間
函館市電の歴史
昔の車両のご紹介
車両のご紹介
営業路線のご案内
資料・情報館
写真館
リンクのコーナー
写真の著作権
コンテンツ一覧