昔の路線のご紹介
昔は複雑な系統  昔は、系統数が12もありました

最も路線が長かった時代は、1959年(昭和34年)9月2日〜1978年(昭和53年)10月31日で17.8km。内訳は「本線(6.5km)」、「湯の川線(6.1km)」、「宝来−谷地頭線(1.4km)」、「大森線(0.5km)」、「東雲線(1.6km)」、「宮前線(1.7km)」でした。
昭和34年に、「湯の川温泉−湯の川間」が開通して最大の17.8kmになりました。昭和20年7月に「鮫川(現在の湯の川温泉)−湯の川間」の単線が撤去となっていましたので14年ぶりの復活(しかも複線)でした。

しかし、マイカーの急増により、市電の利用者が減ってしまい、採算がとれず残念ながら路線の一部が廃止される事になりました。昭和53年に本線の一部「ガス会社前−五稜郭駅前間」が廃止され、1992年(平成4年)には「東雲線」、翌年には本線の一部「函館駅前−ガス会社前間」「宮前線」が廃止され、現在は10.9kmになりました。なお、本線の一部「函館駅前−ガス会社前間」+「宮前線」を、通称「ガス会社回り線」と呼ぶことがありました。

営業系統は何度か改定されておりますが、一番多い時(昭和41年6月30日迄)は系統数が12もありました。

[1系統]五稜郭駅前−(五稜郭公園前、栄町経由)−弁天(注)
[2系統]柏木町−(松風町、函館駅前経由)−谷地頭
[3系統]湯の川−(ガス会社前経由)−十字街
[4系統]五稜郭駅前−(万代町経由)−弁天
[5系統]湯の川−(松風町、函館駅前経由)−末広町
[6系統(臨時)]柏木町−(松風町、函館駅前経由)−弁天
[7系統(夜間)]柏木町−(ガス会社前経由)−弁天
[8系統(夜間)]湯の川−(松風町経由)−函館駅前
[9系統(臨時)]柏木町−(松風町、函館駅前経由)−末広町
[10系統(臨時)]柏木町−(ガス会社前経由)−末広町
[11系統(夜間)]柏木町−(新川町、栄町経由)−弁天
[12系統(夜間)]函館駅前−(万代町経由)−五稜郭駅前

(注)「弁天」...停留所の名称はその後「函館ドック前」になり、現在は「函館どっく前」に変更されています。

上記()内の経由の記載は、経路をわかりやすくするために記載したものです。
当時は、「早朝(5時半〜7時)」、「日中(7時〜18時)」、「夜間(18時〜23時半)」の3つの運行時間帯を設け、日中は1,2,3,4,5系統、早朝と夜間は2,7,8,11,12系統が運行されていました。
      
1966年(昭和41年)
1966年(昭和41年)7月1日より、3つの運行時間帯による区分営業が無くなり、系統数は8になりました。1,2,3,4,5系統が定期運転系統、6,7,11系統が臨時運転系統でした。
      
1968年(昭和43年)
3系統は1968年(昭和43年)6月1日、5系統は9月1日からワンマンカー運転を開始しました。1970年(昭和45年)11月16日より、全ての系統がワンマンカー運転となりました。
      
1969年(昭和44年)
1969年(昭和44年)4月より、1系統と4系統が無くなり、代わりに循環系統である8系統と10系統が設けられました。

[8系統]
梁川車庫前−五稜郭駅前−万代町−函館ドック前−栄町−梁川車庫前
[10系統]
梁川車庫前−栄町−函館ドック前−万代町−五稜郭駅前−梁川車庫前

(注)梁川(やながわ)車庫前...停留所の名称は、梁川車庫が廃止された後は「開発建設部前」に変わり、宮前線廃止当時は「西武テーオー前」に変更されていました。

2,3,5,8,10系統が定期運転系統、6,7,11系統が臨時運転系統となりました。
      
1973年(昭和48年)
1973年(昭和48年)10月より、営業時間が短縮され、始発は6時半、終発は22時半となりました。また、電車の拠点は3拠点あったのですが、このとき染川車庫が廃止され、柏木町の車庫と駒場車庫の2拠点になりました。
8系統と10系統の代わりに、駒場車庫前を起点とする新たな循環系統の1系統と4系統が設けられました。7系統は6系統に統合されて無くなりました。

[1系統]
駒場車庫前−栄町−十字街−万代町−五稜郭駅前−宮前町−栄町−十字街−五稜郭駅前−駒場車庫前

[4系統]
駒場車庫前−五稜郭駅前−万代町−十字街−栄町−宮前町−五稜郭駅前−万代町−十字街−栄町−駒場車庫前

[2系統]駒場車庫前−(松風町、函館駅前経由)−谷地頭
[3系統]駒場車庫前−(ガス会社前経由)−函館ドック前
[5系統]湯の川−(松風町、函館駅前経由)−十字街
[6系統(臨時)]駒場車庫前−(松風町、函館駅前経由)−函館ドック前
[8系統(臨時)]湯の川−(松風町経由)−函館駅前
      
1976年(昭和51年)
1976年(昭和51年)12月より、複雑な循環系統の1系統、4系統が廃止され、10系統と20系統が設けられました。

[10系統]駒場車庫前−(栄町、十字街経由)−五稜郭駅前
[20系統]駒場車庫前−(ガス会社前経由)−五稜郭駅前
     
1978年(昭和53年)
10月31日に、本線の一部「ガス会社前−五稜郭駅前間」が廃止となり、11月1日より主系統数は4つになりました。

[1系統]駒場車庫前−(栄町経由)−末広町
[2系統]駒場車庫前−(松風町、函館駅前経由)−谷地頭
[3系統]駒場車庫前−(ガス会社前経由)−函館ドック前
[5系統]湯の川−(松風町、函館駅前経由)−十字街
[朝通勤時間帯]駒場車庫前−(栄町経由)函館ドック前

1988年(昭和63年)
系統の改正は、5月16日のダイヤ改正の時だと思うのですが、この年のタイミングであったかどうか、あまり自信がありません(汗。昭和63年のダイヤ改正よりも前に実施されていたかもしれません。

[1系統]駒場車庫前−(栄町経由)−末広町
[2系統]湯の川−(松風町、函館駅前経由)−谷地頭
[3系統]駒場車庫前−(ガス会社前経由)−函館どっく前
[5系統]湯の川−(松風町、函館駅前経由)−末広町
[臨時]湯の川−(松風町経由)−函館駅前
[臨時]駒場車庫前−(松風町経由)−函館駅前
[臨時]駒場車庫前−(松風町、函館駅前経由)−函館どっく前
[臨時]駒場車庫前−(栄町経由)−函館どっく前
[臨時]駒場車庫前−(ガス会社前経由)−函館駅前
[臨時]五稜郭公園前−(ガス会社前経由)−函館駅前
      
1992年(平成4年)
3月31日に、「東雲線」(松風町−宝来町間)が廃止となり、1系統がなくなりました。栄町を経由する臨時系統も無くなりました。
      
1993年(平成5年)
3月31日に、本線の一部「函館駅前−ガス会社前間」及び「宮前線」(ガス会社前−五稜郭公園前間)が廃止となり、3系統がなくなりました。ガス会社経由の臨時系統も無くなりました。

[2系統]湯の川−谷地頭
[5系統]湯の川−函館どっく前
[通勤時間帯]駒場車庫前−函館駅前
[通勤時間帯]駒場車庫前−末広町

8月2日より、「箱館ハイカラ號」が運転を開始しました。
[箱館ハイカラ號]
 五稜郭公園前−函館どっく前
 若しくは
 五稜郭公園前−谷地頭
 駒場車庫からの出発と、車庫への帰還の時だけ
 「駒場車庫前−五稜郭公園前」も運転
 →「駒場車庫前−湯の川」は運転されません。
     
停留所の名称変更について
変更があった名称について、わかる範囲で記載いたします。名称が変わっただけではなくて、停留所の場所が移動になったケースもあるようです。変更になった年や停留所が何百m移動した等については、わからないのですがご容赦ください(汗。

[本線]
・辨天→弁天町→弁天→函館ドック前→函館どっく前
・基坂と八幡坂の停留所が無くなり、中間に末広町の電停ができた模様
・西別院通→西別院→商工会議所前→魚市場通
・区役所前→市役所→市役所前
・停車場前→函館駅前

(次の3駅は1993年の路線の廃止により現存しない)
・若松橋→若松町
・市場前→万代町
・万年橋→万年橋前→亀田→ガス会社前

[宝来−谷地頭線]
・蓬莱交番前→蓬莱町→宝来町

[宮前線](1993年廃止)
・宮前町→宮前町学芸大学前→宮前町
・新世橋→新世橋前
・交通局出張所前→梁川車庫前→開発建設部前→西武テーオー前
・梁川町→梁川町開発建設部前→梁川町

[東雲線](1992年廃止)
・東川町と旭町の停留所が無くなり、中間に栄町の電停ができた模様
・東雲町→労働会館前

[湯の川線]
・大門→大門前→松風町
・東川橋→新川橋→警察署前→千歳町
・千代ヶ岱→昭和橋
・中学校入口→堀川町
・営所前→千代ヶ岱→千代台
・女学校裏→中央病院前
・五稜郭→五稜郭公園→五稜郭公園前
・開発→杉並町
・柏野→柏木町
・深堀→深堀町競輪場前→深堀町
・グラウンド→柏野車庫前→駒場車庫前
・遊園地前→市民会館前
・鮫川橋→鮫川→温泉入口→湯の川温泉
    

田澤 元 様、柏木 茂様、岸 宗弘様から貴重な写真の使用許可を頂戴いたしました。
田澤様、柏木様、岸様ありがとうございました。 前のページへ戻る
           
     
函館市電の昔の路線図

(2001年12月16日/2002年1月12日写真追加掲載)

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