惜別1006号の撤去
撤去 1006号  令和元年(2019)10月31日


2019年(令和元年)10月31日のことですが、函館酪農公社(北海道函館市中野町118)で保存されていた元函館市電1006号が、撤去されてしまったとのことです。。。

1006号は、2010年(平成22年)3月31日付で廃車となりましたが、地元では「函館牛乳」でおなじみの函館酪農公社が引き取って、保存をしてくださいました。

しかしながら、誠に残念なことですが、この度、撤去ということになってしまったようです。。。

牛とコラボで路面電車を見学できるのは、全国どこを探しても、この地だけだったと思います。

東京と函館で活躍した路面電車が、また1両消えてしまいました。。。とても残念です。


1000型1006号の略歴

・昭和30年(1955)6月30日、日本車輌製造(株)で製造される
・昭和30年7月22日、東京都電7033号として認可を受ける
・錦糸堀車庫に配属の後、昭和43年(1968)5月22日に荒川車庫へ転属となる
・昭和45年2月上旬、函館に到着する
・昭和45年(1970)3月9日に函館市電1006号として認可を受ける
・昭和46年(1971)3月ワンマンカー改造と運転窓改良が行われる
・昭和46年10月暖房設備が取り付けられる
・惜別 平成22年(2010)3月末で引退
・函館酪農公社に引き取られ、北海道函館市中野町118の地で静態保存される
・令和元年10月31日に撤去される

駒場車庫 1999年8月

駒場車庫 2000年1月

駒場車庫 2003年8月

五稜郭公園前電停 2005年11月

競馬場前電停付近 2006年8月

駒場車庫前電停 2007年12月

駒場車庫前電停 2009年6月

駒場車庫前電停 2009年8月

引退前に雪の中を走る1006号。 内藤様撮影 2010年3月

函館酪農公社 多田様撮影 2013年6月

函館酪農公社で2017年8月に撮影した1006号。
この時が、お別れになってしまいました。。。 




前のページへ戻る 戻る


(2019年11月13日掲載)


トップページ
乗車料金と所要時間
函館市電の歴史
昔の車両のご紹介
車両のご紹介
営業路線のご案内
資料・情報館
写真館
リンクのコーナー
写真の著作権
コンテンツ一覧