豊橋の路面電車[2] |
豊橋市電 | 豊橋鉄道 | 東田本線(市内線) |
豊橋鉄道株式会社は、愛知県豊橋市および田原市で鉄道と軌道(路面電車)を運営している会社です。 会社は、1924年(大正13年)3月17日に豊橋電気軌道株式会社として設立されました。 開業は、翌年の1925年(大正14年)7月14日です。 1954年(昭和29年)7月22日に、現在の豊橋鉄道株式会社へ社名変更をしています。 軌間(レールの幅)は、1067mmです。 ・渥美線(鉄道) 新豊橋駅(豊橋市)〜三河田原駅(田原市)18.0km ・東田本線(あずまだほんせん:豊橋市内軌道) 駅前停留場〜赤岩口停留場 4.8km 井原停留場 〜運動公園前停留場0.6km 駅前〜競輪場前の区間は複線です。 競輪場前〜赤岩口、及び、井原〜運動公園前の区間は単線です。 |
豊橋鉄道市内線 1日フリー乗車券裏面 |
Kiyok様作成 豊橋鉄道東田本線の路線図 GFDL画像 |
東田本線(市内線)は、駅前停留場から、「赤岩口行」、「運動公園前行」が交互に運行されています。 日中は、駅前〜井原間は7分間隔、井原〜赤岩口間、井原〜運動公園前の区間は14分間隔の運行になります。 朝夕の時間帯には、駅前〜競輪場前間の運行が増便されています。 運賃は、大人150円、子供80円の均一料金です。 観光などで、電車の乗り降りがたくさんある場合には、「市内線 1日フリー乗車券」がお得で便利です。 大人400円(子供200円)で、1日中乗り放題、乗り降り自由です。 2005年(平成17年)3月31日には、「駅前大通停留場」が開設されました。 この度は、内藤 誠様のご好意により、豊橋市電の貴重な写真を掲載させていただくことができました。ありがとうございます。 2007年3月18日、運動公園前のモ3702号。 |
2007年3月18日、駅前のモ3702号。 |
2007年3月18日、駅前のモ3702号とモ3102号。 |
2014年4月27日、「こども未来館」に保存されているモ3702号。 |
2014年4月27日、新川停留場のT1001号。 |
2014年4月27日、競輪場前のモ3502号(元都電7028号)。 |
2014年4月27日、井原停留場のモ3501号(元都電7009号)。 |
2014年4月27日、井原停留場のモ3202号。 |
2014年4月27日、赤岩口停留場のT1001号。 |
2014年4月27日、赤岩口車庫の全景。手前の電車は、 左からモ3102号、モ3504号(元都電7021号)、モ3503号(元都電7017号)。 |
車番 | 製造年 | 製造メーカー | 備 考 |
モ3702号 | 1927年 (昭和2年) |
日本車輌製造 | 1963年(昭和38年)に、名古屋市交通局(名古屋市電)の1204号を譲り受けたものです。 豊橋では、当初「モハ700形702号」でしたが、後に「モ700形702号」、 さらに「モ3700形3702号」へ改められました。 モ3700形は4両在籍していましたが、最後まで残ったのはモ3702号1両でした。 台車は、ブリル39E形ですが、米国製ではなく日本車輌製造製です。 2007年(平成19年)3月に引退した後、豊橋市松葉町の「こども未来館」に保存されています。 |
モ3102号 | 1942年 (昭和17年) |
新潟鐵工所 | 1971年(昭和46年)に、名古屋市交通局(名古屋市電)の1466号を譲り受けたものです。 モ3100形は9両在籍していましたが、最後まで残ったのはモ3102号1両でした。 台車は、ブリル39E形ですが、米国製ではなく日本車輌製造製(C-12)です。 |
モ3202号 | 1955年 (昭和30年) |
日本車輌製造 | 1980年(昭和55年)に、名古屋鉄道の581号を譲り受けたものです。 モ3200形は3両在籍しています。 台車は、モ3201号が日本車輛製造NS-9、モ3202号とモ3203号が住友金属工業KS-40Jです。 KS-40Jは、かつて函館市電の600形でも使用されていました。 |
モ3501号 | 1955年 (昭和30年) |
日本車輌製造 | 1992年(平成4年)に、都電荒川線の7009号(元7063号)を譲り受けたものです。 1978年(昭和53年)に、アルナ工機によって車体更新が行われています。 モ3500形は4両在籍しています。台車はD-20A形です。 |
モ3502号 | 1956年 (昭和31年) |
日本車輌製造 | 1992年(平成4年)に、都電荒川線の7028号(元7084号)を譲り受けたものです。 1977年(昭和52年)に、アルナ工機によって車体更新が行われています。 |
モ3503号 | 1955年 (昭和30年) |
日立製作所 | 2000年(平成12年)に、都電荒川線の7017号(元7071号)を譲り受けたものです。 1977年(昭和52年)に、アルナ工機によって車体更新が行われています。 |
モ3504号 | 1956年 (昭和31年) |
日本車輌製造 | 2000年(平成12年)に、都電荒川線の7021号(元7075号)を譲り受けたものです。 1977年(昭和52年)に、アルナ工機によって車体更新が行われています。 |
T1001号 | 2008年 (平成20年) |
アルナ車両 | 超低床電車で、愛称は「ほっトラム」です。 2009年度(第49回)ローレル賞を受賞しています。台車はSS08。 運動公園前に向かう井原の急カーブ(半径11m)は通過できません。 そのため、駅前〜競輪場前間、若しくは、駅前〜赤岩口間の運行になっています。 |
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(2014年7月13日掲載) |