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新旧対比 |
(8)労働会館前 |
田澤様撮影 「労働会館前」電停付近を走る527号(1990年5月3日)
田澤様撮影 労働会館前(2002年4月)
どちらも田澤様が撮影された写真です。
上は、1990年5月3日の撮影。下の写真は2002年のもので、それよりも12年前の写真になります。
1990年当時は、労働会館の前を市電が走っていました。
これは「東雲線」という路線で、「松風町」と「宝来町」の間を1632mの線路で結んでいました。
この二つの電停の間に「栄町」と「労働会館前」という電停がありました。
残念ながら東雲線は1992年(平成4年)4月1日付で廃止となりました。その後、線路も撤去され現在に至っています。
下の写真をみると、線路や電停が撤去された状態がわかります。
上の写真は、歩道橋の上から撮影していただいたものですが、その歩道橋も撤去され横断歩道に変わりました。
東雲線は他の路線に比べて、利用客が少ない為に廃止されたようですが、環境に優しい路面電車の路線が減ってしまったのは寂しい限りです。
上の写真に写っている527号ですが、これも残念ながら526号と共に、1995年(平成7年)3月31日付で廃車となりました。
今では500型は529号と530号の2台だけになってしまいました。
この2台は大切な文化財として、いつまでも末永く残って欲しいです。
11月13日、HTBテレビで、ベテラン整備士の江守さんのことが報道されましたが、その中で500型のことも紹介されています。
江守さんに関する報道内容は、「HTB Archives」に掲載されていて、wmv形式の動画で見ることができます。
『函館市電ベテラン整備士 最後の冬』
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(2002年12月1日掲載)
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