超低床電車・らっくる号(4)
写真集 2007年3月  9601号、3月20日デビュー

乗降口に段差が無い、利用者の利便性を追求した超低床電車。正に、お客様を第一に考えた発想の新型車両。でも、函館の超低床電車は、それだけではありません。「らっくる号」には特筆すべき点があります。それは、お客様に優しいだけではなく、運転士にも優しい工夫にあります。

 函館の路面電車では、運転士が操作するレバーは、従来からどの車両も「マスター・コントローラー(マスコン)」と「ブレーキレバー」の2つになっています。他都市の超低床電車が、この2つのレバーを一体化させて「ワンハンドルマスコン」にする中で、「らっくる号」では、従来どおりの2レバー方式が採用されました。

 車両の違いによって、操作性が異なるというのは、運転士にとってはストレスになります。操作性を統一することで、運転士は違和感を感じることなく運転に集中することができます。従来車と同じ操作性にしたことは、安全運行に配慮した特筆すべき事項であると思います。

 ただひとつだけ、とても残念に思ったことがあります。春分の日(3月21日)に、祝日を祝う国旗を付けずに運行していたことです。













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(2007年3月23日掲載)

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