柏木様写真館 |
写真集 | 1964年・65年 | 1964年(昭和39年)〜1965年当時の貴重な写真 |
柏木 茂様のご好意により、1964年(昭和39年)〜1965年(昭和40年)当時の、 大変貴重な写真の掲載許可を頂戴いたしました。 ここでご紹介する写真の著作権は、柏木様がお持ちになっています。 現在では、撮影不可能な写真ばかりです。 許可をくださった、柏木様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 |
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その[1] |
ご紹介する写真の順番に、私のできる範囲で解説させていただきます。 私の当初の解説の間違いは、地元の田澤様にご訂正いただきました。 【1】[3系統]湯の川発−ガス会社前経由−十字街行、函館駅前の528号 この軌道は廃線で撤去の為、現在では見ることができません。 函館駅前の電停付近を走行する、運転窓改良前の500型528号の写真です。 500型は、今では529号と530号を残すのみとなりました。2両とも運転窓が改良されて いて、この528号より広い窓になっています。運転窓の上の「行先表示幕」も、当時の 500型は小さい表示でした。528号は残念ながら残されていません。 【2】[5系統]末広町発−函館駅前・松風町経由−湯の川行、駅前交差点の603号 函館駅から松風町の電停へ向うところを後方から撮影された写真です。 右上の「富士フイルムの看板」は「カメラのタケダ」で、現在はここに、ボーニアネックスの 建物が建っています。遠くに見える、背の高い建物は、現在は営業していない、 さいかデパートのようです。 手前には、廃線で撤去された為に、現在では見ることができない 「本線の一部(ガス会社回り線)」の軌道も写っています。 600型は1両も残されておらず、貴重な写真です。 【3】[4系統]五稜郭駅前発−万代町経由−弁天行、函館駅前の803号 この軌道も廃線で撤去の為、現在では見ることができません。 当時の北海道銀行の建物が写っており、【1】の528号を撮影された地点に近い、 函館駅前のようです。 803号は、1990年(平成2年)3月に、8001号へ車体更新されました。 【4】[1系統]五稜郭駅前発−五稜郭公園前、栄町経由−弁天行、梁川車庫前の714号 梁川車庫前の電停を出発し、遠ざかる姿(進行方向は左)を、後ろから撮影された ようです。 最初は、車体後部の上に表示された方向幕から、五稜郭駅前へ向っていて、 若松町、若しくは海岸町の電停付近で撮影されたものと思いました。 しかし、後に田澤様が、当時の状況にお詳しい駒場車庫の運転手の方に確認した ところ、撮影地点は、梁川車庫前であり、方向幕は五稜郭駅前にいた時点で 「弁天」に直すべきところを、直し忘れてしまったものらしいというお話でした。 行先表示が違っているということで、益々貴重な写真であると思います。 雨上がりなのでしょうか、714号の車体がうっすらと路面に写しだされているのが とても印象的です。 710型の711号〜714号の4両は、「側面の行先方向幕」が無い仕様の車輌でした。 現在残っている710型は、乗車口の右上の窓の上に「側面の行先方向幕」の場所が ありますが、交通局のマークと車番が表示されており、行き先表示には使用してい ません。台車の少し右上の車体部分に、714号の車番が書かれているのが確認でき ます。現在残っている710型は広告電車である関係もあって、この位置に車番表示は していません。 711号は、国鉄(現JR)五稜郭車両所で車体更新され、改良型の車体になりました が、712〜714号は残されていません。 |