岐阜の路面電車を訪ねて[3]
写真集 名古屋鉄道  『各務原線』(かかみがはらせん)と『田神線』(たがみせん)

下の図は、路線図のつもりで書いたのですが、概念的なものです。また、全体図ではなく、全路線の一部分だけの図です。地図のように正確なものではありませんので、参考程度にご覧ください。

名古屋鉄道が運営する岐阜の路面電車は、『岐阜市内線』、『美濃町線』、『揖斐(いび)線』、『田神(たがみ)線』の4路線から成り立っています。

・岐阜市内線...岐阜駅前〜忠節(約3.7km)
・揖斐線...忠節〜黒野(約12.7Km)
・美濃町線...徹明町〜関(約18.8Km)
・田神線...田神〜競輪場前(約1.4Km)

また、競輪場前電停から田神駅方面へ向かう電車は、田神駅を終点とせず、鉄道線である各務原(かかみがはら)線に乗り入れをして、新岐阜駅を終点として運用しています。同様に、田神線を経由して関や新関へ向かう電車は、田神駅を始発とせず、各務原線の新岐阜駅を始発駅としています。

・各務原線(新岐阜〜新鵜沼 約17.6km)の一部...新岐阜〜田神(約1.1km)

■主な運用系統
・新岐阜駅〜(各務原線・田神線・美濃町線経由)〜新関(しんせき)
・新岐阜駅〜(各務原線・田神線・美濃町線経由)〜関
・徹明町〜(美濃町線経由)〜野一色(のいしき)
・徹明町〜(美濃町線経由)〜日野橋(ひのばし)
・新岐阜駅前〜(岐阜市内線経由)〜忠節
・新岐阜駅前〜(岐阜市内線・揖斐線経由)〜黒野

「新岐阜駅」は、岐阜市内線の「新岐阜駅前電停」とは、少し離れた場所にあります。
「岐阜駅前電停」〜「新岐阜駅前電停」間は、駅前の再開発に伴い平成17年3月末迄の予定で運休中となっています。

■市内均一運賃区間
 大人170円、小児90円の均一運賃区間は次のとおりです。
・田神〜(田神線・美濃町線経由)〜日野橋
・新岐阜駅前〜(岐阜市内線経由)〜忠節
・徹明町〜(美濃町線経由)〜日野橋

新岐阜駅から乗車する場合、各務原線(鉄道線)の新岐阜〜田神間は、市内均一運賃の適用は無いので注意が必要です。新岐阜〜田神間は鉄道線の料金で160円になります。
例えば、新岐阜から日野橋まで乗車した場合は、各務原線の料金と市内均一料金の両方が必要ですが、20円の調整が行われて、160円+170円−20円で310円の料金になります。

料金の例をあげると次のとおりです。
・新岐阜〜田神 160円
・田神〜日野橋 170円
・新岐阜〜日野橋 310円
・田神〜関 510円
・新岐阜〜関 560円


『第5回全日本ひっぱれ路面電車選手権』の次にご紹介する写真は、各務原線の新岐阜駅と田神線で撮影したものです。新岐阜駅から田神駅を少しすぎたあたりまでは、鉄道線である為、この区間の電圧は600Vではなく1500Vに昇圧されています。その関係で、田神線を走る路面電車は、600Vでも1500Vでも、どちらでも走行可能な複電圧式になっています。

市ノ坪駅には、岐阜検車区があります。
田神線のうち、田神駅、市ノ坪駅にはホームがあります。


   












【3】
(2004年10月8日掲載、10日一部追記)

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