絵葉書[14]
大正・昭和初期  市立函館図書館所蔵

【40】殷盛を誇る大門通り
THE FLOURISHING VIEW OF THE DAIMON-DORI STREET,HAKODATE.
昭和12年12月8日 津軽要塞司令部検閲済
函館図書館所蔵 エ-A-26

『FINE VIEWS OF HAKODATE AND SUB. 遭難の観光地 函館と郊外の勝景』という絵葉書の中の1枚です。201号が、駅前からこちらに向って走ってくるところです。左側に棒ニ森屋デパートの建物が見えます。



【41】函館のメンストリート
SUEHIRO STREET,HAKODATE 凾館末廣町通り
津軽要塞司令部許可
函館図書館所蔵 エ-A-24

『IMPRESSION OF HAKODATE 北海全道の大玄関 凾館の印象 C-3-1933.』という絵葉書の中の1枚です。

108号がこちらに向ってくるところです。108号は昭和9年(1934)の函館大火で焼失していますので、これは大火前の写真を絵葉書にしたものです。函館大火の後、焼失せずに残った140号が108号に車番変更されていますが、この絵葉書の発行が昭和8年(1933)で、函館大火の1年前になりますので、これは焼失してしまった108号の写真になります。
絵葉書の右上には、次のような文書が書かれています。

波止場に近い商店街凾館屈指の商賈、銀行、会社は立並び、北海道随一の港市としての殷賑を見せてゐる。 ”凾館”




【42】昭和9年大火前 キャビネ版 十字街
函館図書館所蔵 4665

二重屋根(ダブルルーフ)の213号です。この213号は、昭和9年(1934)の函館大火よりも前に函館の街を走っていた旧200型です。大正15年の新川車庫火災の後、東京市電より購入した20両の車輌の中の1両になります。213号は、函館水電の工場で、昭和初期の段階で100型に車体更新されています。ですので、この写真は、大正15年から昭和初期にかけて、まだ車体更新が行われていないときに撮影されたものです。
昭和9年の函館大火の後、東京市電から購入した45両の中の213号はヨヘロ型の車輌で、この車輌とは別の車輌です。

絵葉書[14]

(2006年7月18日掲載)



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