絵葉書[12]
大正・昭和初期
市立函館図書館所蔵
【34】商賈の櫛比する末廣町森屋デパート附近(凾館)
昭和10年9月19日 津軽要塞司令部検閲済
函館図書館所蔵 エ-A-332
205号が走り去るのを後ろから撮影したものです。中央に移っている丸い時計の建物が森屋デパートでした。
【35】壮麗を誇る丸井呉服店前の賑ひ(凾館末廣町)
昭和10年9月19日 津軽要塞司令部検閲済
函館図書館所蔵 エ-A-332
丸井呉服店の横を、237号がこちらに向って走ってくるところです。【13】とほぼ同じ場所から撮影したものです。
【36】色里に近き盛場大門通の賑ひ
昭和12年7月13日 津軽要塞司令部検閲済
函館図書館所蔵 エ-A-317
『北日本屈指の大港市 函館の景観 THE VIEWS OF HAKODATE』という8枚組の絵葉書の中の1枚です。
この絵葉書を見て驚いたのは、電車の車体が緑色であることです。昔の電車の車体は茶色であろうと考えていましたが、それは固定観念でした。
函館では、昭和12年当事に緑色の車体の電車も走っていたことを、はじめて知りました。
絵葉書[12]
(2006年7月18日掲載)
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