西暦年 |
和暦年 |
東京時代の 車両番号 |
台数 |
函館市電での 車両番号 |
備考 |
1917 |
大正
6 |
5月5日売却
246〜250号 |
5 |
8月9日就役
31〜35号 |
東京市電の1型で「ヨト型」とも呼ばれていた車両。 |
1925 |
大正14 |
13年3月11日売却
429,432,437,458,
556,584,624号 |
7 |
53〜59号 |
東京市電の251型で「ヨヘシ型」とも呼ばれていた車両。 |
1926 |
大正15 |
14年1月23日売却
316,334,351,363,
393,430,431号
14年2月20日売却
425号
14年7月21日売却
320,329,663,687,
703,742,746号
14年8月31日売却
354,394,681号
14年11月20日売却
335,388,408号
14年11月30日売却
290号
15年6月10日売却
428,439号
15年7月20日売却
400号
上記25両の内の
20両
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20 |
当初
201〜220号
車体更新後
113〜130号
132,133号 |
新川橋車庫の火災で車両を焼失した為、東京市電の251型(ヨヘシ)を購入。25両の内の20両であるが、情報不足で20両に絞ることができなかった。
2月3日に7両、21日に13両到着した旨の記録が残っている。
東京市電側の売却日が14年のものが多数あるが、15年ではなく14年で記録されている理由は不明。
これら20両は、当初は200型として就役し、昭和3年以降、自社工場で順次車体更新が実施され、梅鉢車タイプの車体になった後は100型に改番されたと考えられる。
函館水電で131号を飛ばして番号を採番した理由は定かではないが、20両の内18両まで車体更新を完了した後、元10型車の半焼車を再生した車輌が131号に採番され、残り2両がその後の番号になったのかもしれない。
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1934 |
昭和
9 |
●元251型の改造
262→79 289→84
301→93 330→92
338→86 348→87
357→90 360→91
369→80 372→94
373→101
391→102
395→96 411→81
412→83 415→97
521→36 549→37
563→52 586→48
588→51 591→49
593→50 597→58
600→60 623→40
638→33 648→45
677→38 683→34
685→42 697→56
699→43 717→41
718→39 339→ 89
397→ 95 414→103
716→ 44
630→32 520→35
●元1型の改造
180→27 130→12
128→11 115→ 4
●元821型の改造
9年4月5日売却
847→63 864→64
870→65 928→76
980→74
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45 |
昭9年就役
201〜225号
236〜245号
昭10年就役
226〜235号 |
函館大火で焼失した車両を補てんする為に、東京市電からヨヘロに改造された新1型を45両購入。
元251型(旧東京市街鉄道の車両)が36両、元821型(旧東京電気鉄道の車両)が5両。元1型(ヨト型・旧東京電車鉄道の車両)が4両。
高松吉太郎氏の調査では45両中40両が判明。残りの5両のうち4両については川上幸義氏の調査により判明。
後に、和久田康雄様の調査結果を元に修正。45両全ての車番が特定できた。
大正14年に東京市電で行われた改番・整理によって車両番号が変更になっている。
現存車は、除雪車に改造された次の3両。
244号→雪3号
245号→雪4号
242号→雪5号
東京市電の車番と函館の帝国電力での車番の関連については『200型の東京時代の車番』に記載。
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1940 |
昭和15 |
52号
47号
59号
53号
54号
45号 |
6 |
401号
402号
403号
404号
405号
406号 |
京王電気軌道株式会社より中古木造ボギー車を購入。 |
1970 |
昭和45 |
7039号
7042号
7040号
7036号
7041号
7033号
7034号
7037号
7032号
7038号 |
10 |
1001号
1002号
1003号
1004号
1005号
1006号
1007号
1008号
1009号
1010号 |
東京都電より7000型を購入。現存車は1006号〜1008号。
ただし、昭和60年5月1日付で1005号が廃車になる際、1007号と車番交換が行われてから1005号が廃車になっている。
つまり、元7034号の1007号が1005号として廃車となった。現在の1007号は、当初は1005号の番号をつけて走っていたのであり、元7041号である。初代1007号(元7034号)は廃止され、1005号(元7041号)がいわば二代目の1007号を継承したといえる。
たぶん1005、1006、1008という飛び番号で欠番状態は好ましくなく、連続番号で管理したほうがよいという配慮であると思われる。
実はこのような改番・整理は、どこの交通局でも行われており、車両の管理上必要な事なのであるが、後世の者が過去に遡って車両の推移を追う場合、調査が難しくなる要因でもある。車番は、車体の管理の為の番号であり、後世の者の調査用では無く、管理しやすいように改定されてしかるべきであるから、やむを得ない。
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