1007号の休車
 2月末  元都電7041号

1007号が平成16年2月末をもって、休車になっていることがわかりました。実は、地元の田澤様から3月に情報をいただいたのですが、あまりよいお話ではないので、なかなか掲載する気持ちになれませんでした。廃車では無いので、即刻解体にはならないとは思いますが、現時点では復帰する予定はわかりません。復帰せずに、廃車になる可能性もあります。

1007号は、函館に来た当初は1005号として就役しました。その後、1007号の廃車に伴い、車番交換が行われ1005号から1007号に変わっています。たぶん、残った3両が1005、1006、1008と飛び番になるのを避け、1006〜1008の連番にする意図だったのだと思います。初代の1007号は1005号に改番された後、廃車解体となりましたが、イベント用に車体の先頭部分の一部が残されて保管されているようです。

写真のご提供と掲載許可をくださった、荻原二郎様に感謝申し上げます。
ありがとうございます。

1005号の頃 1977年9月18日 荻原二郎様撮影
 
現在と異なる塗装の頃 1991年6月6日 荻原二郎様撮影
 
大町電停 2004年1月3日撮影

■1000型1007号の略歴
・昭和30年(1955)7月4日、日本車輌製造(株)東京支店で製造される
・昭和30年7月22日、東京都電7041号として認可を受ける
・三ノ輪車庫に配属の後、
 昭和44年(1969)2月8日に錦糸堀車庫へ転属となる
・昭和45年2月上旬、函館に到着する
・昭和45年(1970)3月9日に函館市電1005号として認可を受ける
・昭和46年(1971)3月ワンマンカー改造と運転窓改良が行われる
・昭和46年10月暖房設備が取り付けられる
・昭和60年5月1日に先代1007号(旧都電7034号)の廃車に伴い、
 車番交換の実施
・1005号から二代目の1007号となる
・平成5年(1993)3月より都電当時の塗装色となる
・平成16年(2004)2月末をもって休車

・惜別 平成19年(2007)3月末をもって廃車

■参考文献
 ・『都電7000形ものがたり』(三田研慈氏)
  鉄道ピクトリアルNo.593(1994年7月臨)
       
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 (2004年5月4日掲載)

 

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