Microsoft Excelの話題
EXCEL−セルの保護とマクロ機能(2)
保護したはずの計算式が壊される.....恐怖の「切り取り(T)」操作 うまく設定できたと思ったのですが、ある操作を行うと、保護したはずの単価や金額に埋め込んだ計算式が壊れてしまうのです。 「切り取り(T)」操作??.....さっそく実験してみましょう。
「切り取り(T)」操作を無効にしてしまう設定をしましょう(マクロ機能の利用) ここから先の設定の操作は、昔のExcel5.0/95とは異なる操作になります。Excel2002を使った場合の設定手順になります。 例えば、Excel2002を使って以下の設定で作ったシートを、Excel5.0/95のソフト環境でも有効に働かせることは、可能ではないかと思います。 ですが、実際に動作確認できる環境が無い為、確認しておりません。 Excel5.0/95のソフト環境で、このマクロ機能の設定を行うための手順は、今回は割愛させていただきます。ご了承ください。 「切り取り(T)」の操作を無効にする設定を行うことができます。 エクセルで利用できる「マクロ機能」というものを使います。 さっそく、マクロ機能を使って「切り取り(T)」ができないようにする設定をしてみましょう。
「Microsoft Visual Basic」の画面が表示されますので、「Sheet1(Sheet1)」という部分をマウスでダブルクリックしてください。 すると、Sheet1(コード) (General) (Declarations)と表示されたボックスが出てきます。 表示されたボックスの白い部分に、上記のように、5行の式を入力してください。以下のものをコピーして貼り付けて利用していただければよいと思います。
ファイルの保存のときは、「ファイルの種類(T)」を「Microsoft Excel ブック (*.xls)」ではなくて「Microsoft Excel 97-2002 および 5.0/95 ブック (*.xls)」を選択すれば、Excel95のソフト環境でもこの切り取り防止機能は働くのではないかと思います。ですがそちらの確認はできておりません(汗。「Microsoft Excel 97-2002 および 5.0/95 ブック (*.xls)」を選択すると、ファイルサイズは大きくなります。Excel 5.0/95で利用する予定が無ければ、「Microsoft Excel ブック (*.xls)」でよいでしょう。 動作確認をしましょう 「切り取り(T)」できないように、ガードされているでしょうか?実際に操作をしてみてください。 実は「切り取り(T)」の操作はできます.....。「え?それじゃだめじゃん!」ですって?? いえ「切り取り(T)」の操作はできますが、「切り取り(T)」に続けて「貼り付け(P)」はできません。 「コピー(C)」&「貼り付け(P)」はできます。ですが、「切り取り(T)」&「貼り付け(P)」はできません。 但し、同じセルにだけは「切り取り(T)」&「貼り付け(P)」はできます。 A5セルの「団子」を切り取って、同じA5セルになら「貼り付け(P)」はできます。ですが、A5セルの「団子」を切り取って、他のセルへ移動したとたんに、「貼り付け(P)」選択できないようにガードしています。結果として、切り取りはできないようにガードしているのです。これで、保護された計算式が壊されることは回避できます。 完成しましたね。 が、実は、これでもまだ問題点があるのです(汗。 保護をかけたはずの単価(C列)、金額(D列 )の計算式が壊れてしまう現象が....(またですか...)。 <<前に戻る>>続きを読む (2008年4月8日) 「動け!Windows 」 コンテンツ一覧 >ソフトウエア関連> Excel−セルの保護とマクロ機能 |