Windows2000/XP/Vista/7共通の話題
ノートパソコンが起動しない場合の対処方法
ノートパソコンが起動しなくなってしまう事象ですが、いろいろなケースが考えられます。 ですので、ここに書かれている対処方法は、万能薬的なものではありません。 ここに書かれている方法で、回復する場合もありますので、修理へ出す前にお試しください。 ■電源ボタンを押しても全く電源が入らない場合 100VのACアダプタのプラグがコンセントから抜けていたとか、そんな落ちではないですよね? ACアダプタの不良でもなく、100Vの電気が通電しているという前提でお話しを進めます。 この場合は、放電すれば回復することがあります。 原因はわかりませんが、何かのはずみでマザーボード内のどこかで 局所的な電荷づまりを起こしてしまい、電流が流れなくなったようなケースが考えられます。 パソコン内に帯電してしまった不必要な電気を、パソコンの外へ放出する作業が放電です。 放電作業の手順 1.パソコンの電源が切れている状態で、ACアダプタをパソコン本体から外します。 2.パソコン本体からバッテリーパックを外します。 3.数分(2〜3分)経過するまで、その状態で放置します。 4.数分経過してから、バッテリーパックを取り付け、次にACアダプタを取り付けて電源を投入してみます。 ■電源ボタンを押すと、「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」といった変なビープ音を発して先に進まない場合 電源は入るものの、変なビープ音を発して、画面には何も表示されず真っ黒な状態のまま.... こんな場合は、メモリで何らかのエラーが生じている可能性が高いです。 メモリをいったん外して、再度装着すると直る場合があります。 メモリの取り外しと再度装着の手順 1.パソコンの電源が切れている状態で、ACアダプタをパソコン本体から外します。 2.パソコン本体からバッテリーパックを外します。 3.数分(2〜3分)経過するまで、その状態で放置します。 つまり、放電させる手順を実行します。放電させずに、メモリの取り外しを行うと 帯電している電気の影響でメモリを破損してしまうことがあります。必ず放電してから実施してください。 4.メモリに手を触れる前に、自分の体の静電気も放電させてください。 何か、金属のものなどに触れて静電気を放出すればよいでしょう。 5.装着されているメモリを取り外します。このとき、メモリのピンの部分に、手が触れないように、 十分注意してください。静電気を放電させた後でも、ピンの部分は不用意に触れないのが吉です。 6.再びメモリを装着します。差し込み方が甘いときちんと認識されません。奥まできちんと差し込んで 正しく装着します。 7.バッテリーパックを取り付け、次にACアダプタを取り付けて電源を投入してみます。 (2010年7月20日掲載)
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