WindowsXpの話題
回復コンソールのインストール−NETMAP.INFとhpt3xx.sysのエラー(3)
hpt3xx.sysの入手 hpt3xx.sysというファイルが不足ということで、パソコンの中を探したのです。hpt3xx.sysは見つかりませんでしたが、「HPT3XX.SY_」というファイルが見つかりました。CドライブWindowsフォルダ内I386フォルダの中です。
このCドライブのWindowsフォルダ内I386フォルダといえば、Eドライブのtestフォルダの中にコピーしたはず。ところが、Eドライブのtestフォルダ内のI386フォルダの中には、「HPT3XX.SY_」というファイルはありません。これはいったいどういうことなのでしょうか? Eドライブのtestフォルダ内のI386フォルダに対して、WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe を使用して統合インストールを行うと、I386フォルダの中から「HPT3XX.SY_」というファイルが消されてしまうようです....。「回復コンソール」のインストールには必要なファイルなんですが....(汗。 対処方法(例) 1.CドライブWindowsフォルダ内I386フォルダの中から、「HPT3XX.SY_」をEドライブへコピーしました。 2.expandコマンドを使って、HPT3XX.SY_ を解凍し、hpt3xx.sysを取り出しました。 コマンドプロンプトを開いて、次のようにコマンドを入力して[Enter]キーを押します。 これは、Eドライブの直下にHPT3XX.SY_がある場合の例です。 expand HPT3XX.SY_ hpt3xx.sys 次のように、HPT3XX.SY_からhpt3xx.sysを解凍(展開)することができました。 3.hpt3xx.sysをEドライブのtestフォルダ内のI386フォルダの中に格納しました。 もしかすると、解凍せずに「HPT3XX.SY_」のままI386フォルダの中に格納してもよかったのかもしれません。 「回復コンソール」のインストールを再々開 1.winnt32.exeを起動 [スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] の欄に以下の文字列を入力して [OK] ボタンをクリックします。若しくは、コマンドプロンプトを起動して、以下の文字列を入力して[OK]ボタンをクリックします。 e:\test\i386\winnt32.exe /cmdcons これは、Eドライブのtestフォルダを使用する場合の例です。 [Windows セットアップ] の画面が表示されたので、[はい(Y)]でインストールを続行させました。 続いて次のメッセージが表示されました。インターネットに接続している場合に表示されます。 インターネットからインストールに必要な最新の情報をダウンロードしているようです。 インターネットにつながっていない場合は [更新されたセットアップ ファイルを取得しています] という画面に変わるので、[このステップをスキップして Windows のインストールを実行する(S)] にチェックを入れて [次へ(N)>] をクリックすると先に進みます。 さて、これで順調に進んでくれるといいのですが...。 やっとインストールできたようです...。 「回復コンソール」の動作確認 念のため、再起動して「回復コンソール」が選択できるのか、確認をしてみます。 ちなみに、Puppy Linux(パピーリナックス)は、ハードウエアの要求スペックが高くなく、しかも動作が軽快なのでノートパソコンに導入しています。Windowsは、新しいOSほどハードウエアの要求スペックが高くなってしまうところが、とても残念です。 きちんと動作することを確認することができました。 隠されていたhpt3xx.sysが見つかった 後からわかったことですが...。統合インストールによって消されてしまったhpt3xx.sysは、 Eドライブのtestフォルダ内I386フォルダの中に隠されていたことがわかりました。約84MBの巨大なサイズでDRIVER.CABという名前のファイルがあるのですが、この中に隠れていました。万が一、HPT3XX.SY_が見つからない場合でも、このCABファイルの中からhpt3xx.sysを取り出すことが可能です。 CABファイルの中から、特定のファイルを取り出す方法はいくつかありますが、私はVECAというフリーウエアを使っています。 VECAの公開されているサイト「Nackle'sSoft」 http://hp.vector.co.jp/authors/VA011258/ VECAでCABファイルを扱うためには、別途「CAB32.DLL」というファイルを入手してVECAをインストールしたフォルダの中に格納する必要があります。 CAB32.DLLの公開されているサイト「統合アーカイバプロジェクト」 http://www.csdinc.co.jp/archiver/ VECAを使って、hpt3xx.sysのような特定のファイルだけをCABファイルの中から取り出すことができます。 このDRIVER.CABという巨大なファイルは、コピー元であるCドライブのWindowsフォルダ内I386フォルダの中に元々あったファイルです。統合インストールでは、「DRIVER.CABの中にhtp3xx.sysが入っているから、HTP3XX.SY_は消してもかまわないだろう」といった判断で、消してしまったのでしょうか? 何故NETMAP.INFが無かったのか、何故HPT3XX.SY_を消しているのか理由はわかりませんでしたが、やっとの思いでインストールを行うことができました。マイクロソフトの情報提供に従って操作をしているのに「回復コンソール」がうまくインストールできない事例がたくさんあるようなので、対処方法の一例として掲載いたしました。 <<前に戻る (2008年4月17日) 「動け!Windows 」 Home >WindowsXP関連 > 回復コンソールのインストール−NETMAP.INFとhpt3xx.sysのエラー |