Windows95/98/NT4.0/2000共通の話題
ハードディスクのバックアップ
パソコンの中の大切なデータ。 データのバクアップは、できるだけコマ目に行うのがベストですが、 毎日欠かさずというのは、なかなか大変かも(^^;)。 毎日更新される部分は、毎日バックアップして ディスク全体は、例えば1ヶ月に1回とか、 そういった使い分けがいいと思います。 ●毎日変わる部分は毎日MOへ 毎日更新しているデータは、毎日バックアップするのが理想。 バックアップで使うメディアは、MOが安くてお手軽でいいですね。 物理的に異なるハードディスクへ、必要な部分だけコピーするというのも 速くていいですね。 物理的には1台で、それを論理的にCドライブ、Dドライブ...と パーテーションを分けている場合、CからDにコピーしても これはバックアップとは言えないですね(^^;)。 ハードディスクが壊れてしまったとき、Cだけ壊れてDは無事という 可能性は、極めて低いからです。 バックアップ先にハードディスクを使えるのは、複数ある場合ですね。 ●ドライブ全体は必要に応じて 万が一起動ドライブのハードディスクが壊れてしまった場合、 パソコンが起動しないという悲惨な状況になりますね(^^;)。 新しいハードディスクに交換して、Windowsをインストールして 必要なアプリケーションソフトウエアをインストールして...。 けっこう大変な作業です。 起動ドライブ全体をバックアップしておいて、いざというときは Windowsもアプリケーションソフトも、同時に復旧できれば楽です。 ただ、毎日ドライブ全体をバックアップするのは大変ですし無駄だと 思います。そこで、必要に応じて、例えば一ヶ月に1回だけとか そういった運用になるのだと思います。 ●ドライブ全体...どこへ(^^;)? では、ドライブ全体をどこへバックアップするかですが。 ハードディスクが複数あって、可能なら、違うハードディスクへ バックアップするのが速いですね。 確かにハードディスクは、以前に比べてずいぶん安くなりました。 でも、同じ、若しくはそれ以上の容量のハードディスクをもう1台 繋げて運用するというのは、お手軽とはいえないかも...。 MOを使う方法もありますが、ハードディスクのドライブ全体を MOへというのは、無理があるように思います(^^;)。 最近のハードディスクは、どんどん大容量化していますからね。 以前のように容量が小さければ、数枚のMOでも可能かもしれませんが。 ●DriveImage for CD-Rを使ってみました CD-R装置をお持ちならDriveImage for CD-Rが使えるかもしれません。 私の環境では、このソフトが一番速くバックアップできました。 総容量26GB、使用領域2.9GBのディスクをバックアップしてみました。 バックアップツール メディア 所要時間 平均転送速度 DriveImage for CD-R CD-R 47分30秒 60MB/秒 DriveImage MO 4時間 5MB/秒 MOは「オーバーライトMO」ではなくて、通常のMOを使いました。 通常のMOの場合、「消去」、「書き込み」、「ベリファイ」という工程で データが書き込まれます。ですから遅いのですね。 それに対してオーバーライトMOは「消去」と「書き込み」を同時に行い 次に「ベリファイ」ですから、速度は通常の3分の2で速いです。 でも、MOドライブ装置がオーバーライトMOメディアに対応していなければ ならないし、オーバーライトMOのメディアは高いです(^^;)。 そんなわけで、通常の640MBのMOを使ったのですが、遅いですね。 DriveImage for CD-R はとっても速いです(^^)。 できあがったCD-Rは特殊なフォーマットで、中を見ることはできません。 ちゃんとバックアップしてくれたのか、ちょっと不安かも(^^;)。 CD-Rは5枚になりました。 復元の実験もしてみましたが、30分位で正常に戻せました。 Windows2000の場合でもWindows98の場合でも、どちらも正常に 復元できました(^^)。 ●ハードディスクのお引越しにも使えます 現在使っているハードディスクの容量が小さくて 大きな容量のハードディスクに交換したい...。 そういった用途にも使えますね。 現在のハードディスク全体をCD-Rにバックアップして 新しいディスクに交換して、CD-Rから復元する手順です。 でも、このソフトは「パーティションをサイズを大きく しながら 復元する最大の値は16.8GBまで」という制約があります。 例えば古いディスクが4GBで、新しいほうが13GBならいいけど 新しいほうが20GBだと制約に引っかかって不可ですね。 パーティションサイズを変更せず、復元して、 あとからパーティションサイズを、違うツールで変更するという ウルトラC技もありますが、めんどうですね(^^;)。 ●使用条件はちょっと厳しいかも... とても速いDriveImage for CD-R ですが、 使用条件にはちょっと注意が必要です。 ・CD-R装置が最新のファームウエアの状態であること。 ファームウエアが古いと、このソフトは動かないようです。 このソフトを動かす為に、ファームウエアのアップデート作業が 必要になったりすることがあります。 ・Windows2000の場合はハードディスクにインストールできないので 緊急用起動フロッピーを作成して運用。 このソフト、この記事をカキコしている時点ではWindows2000に 正式対応していません(^^;)。 次のバージョンで、正式対応するのだそうです...。 いちおう3枚のフロッピーを作れば、Windows2000のドライブも バックアップできます。 ・RAIDシステムはサポート対象外 私、FASTTRAK66を使っています。 サポート対象外、自己責任状態で使っています(^^;)。 私が唯一不満に思っている点です。 RAIDでもサポートしてくれる同等のソフトがあれば、 私は喜んで乗り換えます(^^;)。 ・製品についていたMS-DOS用のSCSIドライバが古い。 タイムスタンプは新しいけど、バージョンが古い...。 古いと、バックアップの途中で止まってしまったりします(^^;)。 ADAPTECのサイトからDOSDRVR.EXEをダウンロード しなおしました...。 ●2種類のバックアップ そんなわけで、いざというときは、 1.先ずCD-Rからディスク全体を復元し、 Windowsとアプリケーションソフトを戻す。 2.次にMOからデータを戻す という運用にしています。 データの部分は、メールの受信データとか、日記のデータとか、 パソコンの使い方によって、人それぞれですね。 おかげさまで、バックアップを戻すという状況には、 まだ遭遇はしていません。 でもバックアップは無駄だとは思っていません。 バックアップが無いときに限って壊れるというマーフィーの法則も あることですし、やっぱりバックアップは必要ですね(^^;)。 (2000年4月30日) |