オフィス街(青)

パソコン自作の話題

ケース内の冷却も大切です

これもどちらかといえば、パソコンを自作する方向けの話題です。
自作しない方には、あまりピンとこない話題かもしれません。
要は、「CPUだけではなく、ケース内部の温度を下げる事も大切」というお話です。

温度が下がらず困りました...

 Athlon600のCPUを譲っていただき、マザーボードはslotAタイプのK7Mを購入。
 温度センサーをとりつけたところ、46度。高めですね...。
 ヒートシンクとファンはリテール版と同じものがついていました。
 大きめのヒートシンクだし、冷却不足ではないとは思いましたが...。
 Celeronのときは、もっと低かったので、ちょっと気になってしまいます。
 Athlonの集積回路のことを考えると、Celeronよりも多少温度が上がっても
 不思議ではありませんが。でも気になる(^^;)。


アルファ社のP7125M60ではマイナス5度...

 アルファ(ALPHA)社のP7125M60というヒートシンクを買いました。
 山洋電気のFANが2個ついていて、6980円+消費税でした。
 消費税を入れて7000円を超えています。高いけど、3800回転のFANが
 2個ついています。定評のある山洋電気のものですし。FANを後から別に
 買っても、山洋ですから2個で5000円くらいするかも...。そう考えると、
 全部で7000円という値段は高くは ないようにも思えます(^^;)?

 で、リテールのヒートシンクを外して...。ちょっとコツをつかむまで、
 なかなか外れてくれず苦労しました(^^;)。しばしながめてようやく構造が
 理解できて、取り外し成功。で、購入したアルファのヒートシンクの取り付け
 を...。ここで、事件が...。
 「ドライバーが短かすぎるジャン!事件」というのが発生したのです。
 ヒートシンクの高さが高すぎて、ドライバーの長さが短すぎて
 ネジがしまらん...固定できん(^^;)。
 夜の22時ころドライバーを求めて、オートバイ屋さんに行ったり、ガソリン
 スタンドによったり。なんとかコンビニのローソンで580円+消費税でゲット。
 詳しくは3月18日の日記をご覧ください(^^;)。

 苦労して、取り付けましたが、温度は5度しか下がらず41度に...。
 10度は下がると期待していたのですが...。
 ちなみに、このヒートシンク、大型の為、K7Mの場合、
 メモリスロットが1つ使えなくなり3個が2個になってしまいます(^^;)。
 それは、購入時に確認していたのでよいのですが、7000円の投資で5度
 とは、ちとショックでした(^^;)。
 まあ、大きなヒートシンクなので、スーパーπなどCPU負荷が高い動作でも
 安心ではありますが...。


CPUだけ冷やしてもだめなんですね...

 パソコンの側面のケースのふたをせず運転すると、
 温度が下がる。ふたをするとまた温度が上がる...。
 フルタワーのケースなので安心していたのですが
 どうやらケース全体を冷やすことが必要のようです。
 熱をケースの外に逃がしてあげないと、いけなかったわけですね。
 もっとはやく、気が付くべきでした(^^;)。


【対策その1】キャスタの取り付け

 私のフルタワーケースのパソコン、キャスタ無しで床に置いていました。
 よくみると、空気の吸引はケースの前面の右横と下の2箇所から行われて
 います。このへんはケースの構造によって異なりますね。
 で、右横はよかったのですが、下が....床のカーペットで吸気口が
 塞がれているような状態(^^;)。これでは、空気が思うように吸引できません。
 そこで、前面の下の空気口からも吸引できるよう、床から高くすることを
 考えました。ビックパソコン館で、キャスタを購入。正確にはキャスタ付きの台
 です。1480円+消費税で、これは安かったです。
 キャスタつきの台なので、メンテナンスの移動も楽。
 まさに一石二鳥(^^)。


【対策その2】前面の吸気FANを高速3400回転に変更

 前面に取り付けていた吸気用の8cmFANを山洋電気の3400回転に変更。
 空気の吸引力を強化しました。


【対策その3】PCIスロット用の排気FANの取り付け

 熱をケースの外に出さなくてはいけません。
 そこで、排気力を増すために、空いていたPCIスロットへ排気用のFANを
 とりつけました。これは、980円+消費税でした。
 水平に回転し、PCIスロット口から排気してくれます。
 CPUの近くになるよう、スロットの一番上に取り付けました。
 K7Mの場合、いちばん上はモデムカードなどが取り付けられるように
 いちばん上のスロットが空いています。AGPのグラフィックカードは2番目の
 スロットに取り付けています。


【対策その4】排気FANは高速3400回転

 排気FANは、以前から山洋電気の3400回転でした。
 今回は変更無しです。
 ただ、電源ユニットの底が空気の流れを妨げていて、電源ユニットよりも
 上に位置するこのFANは、あまり効果を発揮していないようです。
 本当なら、排気FANは電源ユニットよりも下に位置するのがベストですが。
 私のケースは、上にしか取り付けられませんので、しかたがありません。
 そのために「対策3」を行ったわけですね。
 電源ユニットより下に排気FANが取り付けられる構造のケースなら、
 対策3は不要です。


CPUの温度が41度から35.5度に\(^_^)/
 
 対策1〜4を行った結果、
 3月19日の時点ですが、マザーボードの温度は24度、
 CPUの温度は35.5度で安定しました(^^)。


【対策その5】吸引FAN付きの電源ユニット

 これは、冷却目的よりも、使用していた電源ユニットが古くて
 ATX2.01仕様になっていなかった為、購入したんですが、
 結果としては冷却にも効果がありました。
 「電源の交換も大切」のところでカキコしましたが、
 「ENERMAX EG351P-VE」という製品を購入しました。
 排気FANのほかに、吸気FANがついています。
 この吸気FANがケース内のCPU付近のあたたまった空気を吸引し、
 一緒に排気してくれるので、ケース内の冷却面でも効果をあげています。
 まさに一石二鳥(^^)。
 電源ユニットの底が、空気の流れを塞いでいたのですが、
 この電源ユニットの底には吸気FANがついているわけです。
 ケースの冷却をお考えの方にもお勧めできます。



4月16日現在は38度(^^;)...

 マザーボードの温度は27度、CPU温度は38度です。
 って、「それさっきと違うジャン!」
 とおっしゃるかもしれません(^^;)。
 春になって、部屋の温度が3度上がった為ですね。

 ちなみに、スーパーπ104万桁を実行すると、2度上昇して40度です。
 まあ、夏は、クーラーが入りますし、たぶんこのままで推移するのでは
 ないかと....たぶん(^^;)?


マザーボードとCPUの温度です

                                (2000年4月16日)



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