オフィス街(青)

《お勧め》レジストリのバックアップ

この記事は、Windows98用に1999年11月に記述したものです。
WindowsNT4.0/2000/XPをお使いの方は、この記事を参考にせず、
フリーウエアの『ERUNT』の使用をお勧めいたします。(2003/1/18追記)
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 万が一、Windowsが正常に立ち上がらなくなってしまっても、救われる場合が
 あります。
 Windowsが正常に使えている、今のうちからバックアップ作成をお勧めいたし
 ます。
 以下は、Windows98環境を前提にしています。
 Windows95の方、すいません(^^;)。

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《レジストリが原因の場合に有効》  
 Windowsが正常に起動しない場合、いろいろな原因が考えられますが、
 レジストリが壊れたことが原因であれば、レジストリの復旧が解決策ですね。
 そのときに備えて、レジストリのバックアップをフロッピーに保管しておくことを
 お勧めいたします。
 バックアップが無くても、《その1》の事例のように、幸運にも修復できる
 ケースはありますが、バックアップ無しでは修復不能の場合もあるからです。
     
 a.最初に起動ディスクを作成します。既に作成済みの場合は、あらためて
   ここで作成する必要はありません。
   無い場合は、「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」
   から「起動ディスク」のタブを選んで作成してください。フロッピーは2枚
   必要です。

          


 b.もう1枚、フロッピーを用意します。あらかじめフォーマットしておきます。
   この中に、C:\Windows\commandフォルダの中にある「Scanreg.exe」
   というプログラムをコピーします。       
          


 c.次の作業に入る前に、エクスプローラのフォルダオプションの設定を
  確認してください。
   ・「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックは、
   外します。

  ・「すべてのファイルを表示する」を選択します。
      

 
d.C:\Windows\sysbckupフォルダの中を参照します。
   rb000.cab〜rb004.cabというファイルが見つかると思います。
   これらが、
    ・Windows起動時に自動作成された、若しくは
     ・Scanregw.exeを実行して保存された
   レジストリバックアップファイルです。                   

   更新日付(タイムスタンプ)に注目してください。
   いちばん新しいものを、選んでScanreg.exeと同じく3枚目の
   フロッピーにコピーします。上記の例では、rb003.cabが最新です。
   今現在の超〜最新をバックアップするには、次のScanregw.exeを
   使います。

   【注意点】
   このrb000.cab〜rb004.cabは、このように、設定変更が無い限り
   5世代管理です。rb004.cabの次は、rb000.cabがバックアップファイル
    として使われます。Windowsが起動される度に、以前のレジストリ情報が
   上書きされます。上記の例でもいちばん古いのは、rb000.cabの9月7日
   です。それ以前のレジストリ情報は残っていません。

   また、困ったことにWindowsが不完全な状態、レジストリが壊れた状態で
   起動すると、その壊れた状態でこれらのファイルにバックアップされます。

   つまり、Windowsがうまく立ち上がらなくなったとき、電源のOFF/ONを
   繰り返し行うことで、これらのファイルに正常なバックアップは無くなって、
   遂には、こわれたレジストリのバックアップだけになってしまうのです。
   (^^;)意味無いジャ〜ン!  

   ですから、健康な今のうちに、フロッピーへ保管しておくことが大切なん
    です。

  e.Windowsが正常に起動している、 今の最新の状態を保管しましょう。
    その為にはScanreg.exeでは無くて、Scanregw.exeというプログラムを
     使います。名前が似ているので、間違いやすいですが、、、。

   Scanregw.exe...C:\Windowsフォルダに格納されている。
               Windows上で動く。
               レジストリの検査を行う。
               その時点の最新のレジストリ情報を保管できる。
                   
   Scanreg.exe....C:\Windows\commandフォルダに格納されている。
               MS-DOS上で動く。
               レジストリの検査を行う。
               レジストリ情報を修復することができる。

   スタートボタンから、「ファイル名を指定して実行」をクリックし、
   scanregwを起動します。「バックアップを作成しますか?」の問いに
   「はい」を指定すればレジストリの最新のバックアップファイルが作成
   されます。
                
   もう一度、 SYSBCKUPフォルダーの中を参照し、rb00?.cabの
   タイムスタンプを確認して、バックアップファイルが作成されたことを
   確認してください。

       
   f.3枚目のフロッピーに、下のように2つのファイルを格納したら、
    2枚の起動ディスクと一緒に、大切に保管してください。
    ちなみに、2枚の起動ディスクはどのパソコンでも共通で使えますが
    この3枚目は、パソコン固有の情報ですので、他のパソコンには
    使用できません。

    


 g.Windowsが正常な状態で起動しない時でも、 不完全な壊れた状態で
   レジストリが保管されてしまう旨を書きました。これを防ぐことはできます。
   これにより、状態の悪いレジストリ情報が、保管されてしまうことを防げる
   ようになります。
   ただし、Windows起動時には、レジストリバックアップファイルを更新しなく
   なりますので、自分で意識的に、必要に応じて随時「Scanregw.exe」を
   実行する必要があります。
   C:\Windowsフォルダーの中にあるScanreg.iniというファイルを、
   メモ帳で編集します。このファイルも上記の3枚目のフロッピーにコピー
   してください。


  Scanreg.iniの中を変更しない場合でも、このBackup=0と変更したものを
  上記f.で作成したフロッピーに、入れておくのがお勧めです。
  理由は復旧の手順のところでご説明いたします。

    

    Backupの数値を0にすれば、
    Windows起動時にバックアップを作成しなくなります。
     MaxBackupCopiesの規定値は5です。
     例えばこのように10に
変更すると、
     10世代のバックアップを持つことが可能です。
    

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