オフィス街(青)

WindowsXpの話題

回復コンソールのインストール−NETMAP.INFとhpt3xx.sysのエラー(3)

 


hpt3xx.sysの入手

 hpt3xx.sysというファイルが不足ということで、パソコンの中を探したのです。hpt3xx.sysは見つかりませんでしたが、「HPT3XX.SY_」というファイルが見つかりました。CドライブWindowsフォルダ内I386フォルダの中です。

2001/08/28 21:00 23,251 HPT3XX.SY_   
1 個のファイル 23,251 バイト


このCドライブのWindowsフォルダ内I386フォルダといえば、Eドライブのtestフォルダの中にコピーしたはず。ところが、Eドライブのtestフォルダ内のI386フォルダの中には、「HPT3XX.SY_」というファイルはありません。これはいったいどういうことなのでしょうか?


Eドライブのtestフォルダ内のI386フォルダに対して、WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe を使用して統合インストールを行うと、I386フォルダの中から「HPT3XX.SY_」というファイルが消されてしまうようです....。「回復コンソール」のインストールには必要なファイルなんですが....(汗。

対処方法(例)

1.CドライブWindowsフォルダ内I386フォルダの中から、「HPT3XX.SY_」をEドライブへコピーしました。

2.expandコマンドを使って、HPT3XX.SY_ を解凍し、hpt3xx.sysを取り出しました。
  コマンドプロンプトを開いて、次のようにコマンドを入力して[Enter]キーを押します。

 これは、Eドライブの直下にHPT3XX.SY_がある場合の例です。

  expand HPT3XX.SY_ hpt3xx.sys



次のように、HPT3XX.SY_からhpt3xx.sysを解凍(展開)することができました。



3.hpt3xx.sysをEドライブのtestフォルダ内のI386フォルダの中に格納しました。



もしかすると、解凍せずに「HPT3XX.SY_」のままI386フォルダの中に格納してもよかったのかもしれません。


「回復コンソール」のインストールを再々開

1.winnt32.exeを起動

  [スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] の欄に以下の文字列を入力して [OK] ボタンをクリックします。若しくは、コマンドプロンプトを起動して、以下の文字列を入力して[OK]ボタンをクリックします。

 e:\test\i386\winnt32.exe /cmdcons

 これは、Eドライブのtestフォルダを使用する場合の例です。



[Windows セットアップ] の画面が表示されたので、[はい(Y)]でインストールを続行させました。


続いて次のメッセージが表示されました。インターネットに接続している場合に表示されます。
インターネットからインストールに必要な最新の情報をダウンロードしているようです。


インターネットにつながっていない場合は [更新されたセットアップ ファイルを取得しています] という画面に変わるので、[このステップをスキップして Windows のインストールを実行する(S)] にチェックを入れて [次へ(N)>] をクリックすると先に進みます。


さて、これで順調に進んでくれるといいのですが...。





やっとインストールできたようです...。


「回復コンソール」の動作確認

念のため、再起動して「回復コンソール」が選択できるのか、確認をしてみます。



ちなみに、Puppy Linux(パピーリナックス)は、ハードウエアの要求スペックが高くなく、しかも動作が軽快なのでノートパソコンに導入しています。Windowsは、新しいOSほどハードウエアの要求スペックが高くなってしまうところが、とても残念です。



きちんと動作することを確認することができました。


隠されていたhpt3xx.sysが見つかった

後からわかったことですが...。統合インストールによって消されてしまったhpt3xx.sysは、 Eドライブのtestフォルダ内I386フォルダの中に隠されていたことがわかりました。約84MBの巨大なサイズでDRIVER.CABという名前のファイルがあるのですが、この中に隠れていました。万が一、HPT3XX.SY_が見つからない場合でも、このCABファイルの中からhpt3xx.sysを取り出すことが可能です。



CABファイルの中から、特定のファイルを取り出す方法はいくつかありますが、私はVECAというフリーウエアを使っています。

VECAの公開されているサイト「Nackle'sSoft」
http://hp.vector.co.jp/authors/VA011258/

VECAでCABファイルを扱うためには、別途「CAB32.DLL」というファイルを入手してVECAをインストールしたフォルダの中に格納する必要があります。

CAB32.DLLの公開されているサイト「統合アーカイバプロジェクト」
http://www.csdinc.co.jp/archiver/

VECAを使って、hpt3xx.sysのような特定のファイルだけをCABファイルの中から取り出すことができます。


このDRIVER.CABという巨大なファイルは、コピー元であるCドライブのWindowsフォルダ内I386フォルダの中に元々あったファイルです。統合インストールでは、「DRIVER.CABの中にhtp3xx.sysが入っているから、HTP3XX.SY_は消してもかまわないだろう」といった判断で、消してしまったのでしょうか?


何故NETMAP.INFが無かったのか、何故HPT3XX.SY_を消しているのか理由はわかりませんでしたが、やっとの思いでインストールを行うことができました。マイクロソフトの情報提供に従って操作をしているのに「回復コンソール」がうまくインストールできない事例がたくさんあるようなので、対処方法の一例として掲載いたしました。


<<前に戻る
 (2008年4月17日)

動け!Windows 」  Home >WindowsXP関連
                  > 回復コンソールのインストール−NETMAP.INFとhpt3xx.sysのエラー


トップページ
コンテンツ一覧

6ヶ月カレンダー
今年のカレンダー
来年のカレンダー
万年カレンダー
西暦の豆知識
リンク