オフィス街(青)

WindowsXpの話題

回復コンソールのインストール−NETMAP.INFとhpt3xx.sysのエラー

 

WindowsXp SP2の環境で回復コンソールをインストール

 この記事を書いているのは2008年4月17日なのですが、もうじきWindowsXpのSP3(サービスパック3)の提供が開始されるようです。このSP3のRC版(正式版よりも前に提供されている出荷候補版)を適用したところ、再起動を繰り返す症状にみまわれて困ったという記事を拝見しました。どのような条件でそのような症状に至るのか原因は不明ですが、場合によってはそのようなことも起こりうるということですね。その方は、次のマイクロソフトの情報をもとに、SP3をアンインストールしたのだそうです。

「Windows XP SP2 を回復コンソールからアンインストールする方法」
http://support.microsoft.com/kb/884090/ja

SP2 をアンインストールする方法なのですが、SP3のアンインストールも同様の手順でできるというわけです。
私も、SP3を導入したときの万が一のトラブルに備えて、「回復コンソール」を今のうちにインストールしておきたいと思いました。

しかし、SP2の環境で「回復コンソール」をインストールするのは、なかなかすんなりといかない場合があるようです。この点について、マイクロソフトからは、次のような情報が提供されています。

「SP2 にアップグレード後、Windows XP CD から回復コンソールをインストールできない」
http://support.microsoft.com/kb/883760/ja

そこで、この情報を参考にしながら回復コンソールをインストールすることにしました。


事前作業(統合インストール)

 私が持っているCDは、SP2の内容が反映されていない古い状態のものでした。ですので、そのままでは、SP2の環境へ「回復コンソール」をインストールすることはできません。CDの中から、「i386 フォルダ」を取り出してハードディスクへコピーし、そこへSP2の内容を反映させる事前作業が必要になります。これを「統合インストール」といいますが、パソコンのWindowsに何かソフトがインストールされて更新されるわけではありません。「i386 フォルダ」の各種のファイルを、SP2が反映された状態にするものです。


1.i386フォルダをハードディスクへコピー

 「Windows XP CD」 の中にある「i386 フォルダ」を、フォルダごとハードディスクへコピーします。  私のノートパソコンの場合、CドライブのWindowsフォルダの中に「i386 フォルダ」があったので、CDを使わずにそちらを利用することにしました。ハードディスクのEドライブにtestという名前のフォルダを作成し、その中に「i386 フォルダ」をコピーしました。


2.「Windows XP Service Pack 2 ファイル」を準備

 WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe という名前のファイルです。SP2にアップグレードするときに使用したファイルです。上記のマイクロソフトの情報提供サイトでも、ダウンロードの為のURLが案内されています。このファイルも、testというフォルダに入れました。




3.「i386 フォルダ」にSP2の内容を反映させる(統合インストール)

  [スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] の欄に以下の文字列を入力して [OK] ボタンをクリックします。若しくは、コマンドプロンプトを起動して、以下の文字列を入力して[Enter]キーを押します。

 e:\test\WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe / integrate:e:\test

 これは、Eドライブのtestフォルダを使用する場合の例です。



すると、自動的に次のような画面が表示されて、統合インストール作業が行われます。



次のメッセージが表示されれば、統合インストールの完了です。


これで、Eドライブのtestフォルダの中にある「i386 フォルダ」の内容が、SP2適用後の状態になりました。

この「i386 フォルダ」を使用すれば、SP2環境でも「回復コンソール」がインストールできるわけです。 事前準備が整いましたので、さっそく「回復コンソール」をインストールすることにしました。


「回復コンソール」のインストール

1.winnt32.exeを起動

  [スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] の欄に以下の文字列を入力して [OK] ボタンをクリックします。若しくは、コマンドプロンプトを起動して、以下の文字列を入力して[Enter]キーを押します。

 e:\test\i386\winnt32.exe /cmdcons

 これは、Eドライブのtestフォルダを使用する場合の例です。



すると、どうでしょう。次のようなエラーが表示されてしまいました。


左側のエラーが表示され、[OK]をクリックしたところ、続けて右側のエラーが表示されました。


気分的にはまったく[OK]などでは無いのですが、これはいったいどういうことなのでしょうか....(汗。

続けて、次の本来の[Windows セットアップ] の画面が表示されたのですが、このエラーの状態で進めるのは危険と考え、いったん[いいえ(N)]で終了させました。



netmap.infからの情報の読み取りエラー セットアップを続行できません。

このnetmap.infからの情報読み取りエラーというのは、インターネットで検索をしてみますと、けっこう多発していることがわかります。私だけでは無いのだと先ずは安心したものの、肝心の解決策がなかなか見当たりませんでした。


 >>続きを読む

 (2008年4月17日)

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