富士山を救おう!富士山麓ドングリ拾いツアー主催:ドングリの会 |
ふと目をむけると「村山口富士山登山道」という標識が...。 きいたことがない登山道です。50mくらい進んでみましたが かなりの期間使われてない状態のようです。 行方不明者になるといけないので、早々に引き返しました(^^;)。 手に「ナラの葉っぱ」を持ち、これと同じ葉の形をした木がないか、 ひたすら探しまわるのでした。「ナラの木」の子供が「ドングリ」 なんですね。 「クヌギの木」にもドングリが実るそうですが、よくわかりません。 それから同じ「ナラ」でも「コナラ」と「ミズナラ」とか、また種類がある そうですが、その見分け方も知りません(^^;)。
「ぶな棟」から7、800mくらいだと思うのですが、バスが止めてある 駐車場からさらに少し先のところに、ナラの木を見つけました。 あるではありませんか!早起きしてよかった。 茶色よりも緑色が多かったのですが、67個拾いました(^^)。 その場所を去るとき、 「岐阜の方で大切に育ててもらって、また帰ってきますから、安心してください」 とナラの木に向かってお話しました。 木とお話する私って...。 たぶん、まわりに人がいたら、お話ししなかったでしょう(^^;)、、、 。 まだドングリはあったのですが、7:00の朝ごはんの時間に間に合うように、 「ぶな棟」に 戻るのでした。 いやいや、自分の分の朝ごはんが、なくなってしまうを心配したわけでは ありません(^^;)、、、。 食事の前に、ふとんをきちんとたたむ必要があったものですから。 ふとんをたたむ前だったか、後だったか、忘れましたが(^^;)。 リーダーから富士山がきれいに見える「多目的広場」を教わって、 写した写真がこれです。この写真では、よくわかりませんが 頂上にある測候所が、太陽の光に輝いて、とても美しかったです。 写真も撮って、ふとんもたたんだ後、「コルリ棟」へ移動して食事です。
パンですが、やはりこういう場所は、お米でもパンでもなんでも美味しい。 空気がきれいなせいでしょうか。 食事の後、お世話になった「ぶな棟」に戻って、お掃除です。
バスが止まっている駐車場に向かいます。 バスの発車時刻まで、少し時間があるようなので、今度はリーダーと 二人でさきほどの場所でドングリ拾いの続きを(^^;)。 不思議です。まだあるとはいえ、たくさんは残っていないと思ったのに、 たくさんあったのです。さっきより短時間に50個も集まるのでした(^^)。 私が拾ったドングリは、リーダーに少し差し上げた分を除き、 全てスタッフの山田さんにお渡しし、岐阜で育ててくださるよう お願いしたのでした。 私はリーダーとは違って、自宅でドングリのお世話をするようなことを しない、なまけもの人間なので(^^;)。 リーダーを見習いたいが続かない(^^;)。 山田さんは、「全部、今朝とったもの?」と、ちょっと驚いたようすでした。 「この近くで、早起きして拾ったものです。」とお話いたしました。 なんと、ドングリは、今年の場合、昨日の林道添いには無くて、 宿泊施設の近くに あったのですね。
8:54に「西臼塚駐車場」に到着。 作業場所は、この駐車場から少し歩いたところにある、これは たぶん国有林の地域だと思います。本日も、森林管理署の方と御一緒です。 4班に分かれて、2日目のメインイベント「地拵え(じごしらえ)作業」です。 (1)「ヘキサチューブ」(6角形の白く長いチューブ)を地面から抜く。 鹿に食べられないように保護しているチューブです。 中には、針葉樹の「ヒノキ」が入っています。 (2)今年の2月の寒い時期に枯れてしまった「ヒノキ」があります。 生きている緑の部分だけを残して、茶色に変色し、枯れてしまった 部分は切り取ります。緑の部分が残っていれば、 まだ育つチャンスは あるそうです。 (3)再びヘキサチューブをかぶせます。 (4)釜を使って草刈りをします。十分注意して取り扱うよう、お話がありました。 本当は、雑草といっても、大切な緑なのですが、 大きな木が育つまで 雑草の皆さんには、待ってくれということですね。 木だけではなくて、草花も地球の大切な資源です。 ただ、雑草の日陰になったり、土の養分が雑草にまわると、 いつまでも木が育ちませんし、豊かな森に戻せないので、 やむを得ない処置です。 完全に枯れてしまい緑の残っていない「ヒノキ」の代わりですが、 来年春に代わりとして広葉樹を植えるそうです。 装備は、あるひとは小さい釜、あるひとは大釜、それに軍手とヘルメットです。
ですが、手際がよいのか、みんな張り切って頑張ったせいか 10:40には終了してしまいました。 本当は、午後も引き続き行なうはずだったのですが(^^;)。 作業が終って飲んだウーロン茶やジュースが美味しい(^^)。 富士山が、これまた美しい! 掲示板にカキコしてくださったhidekiさんは、今ごろどのあたりを登って いるのかな.....なんて考えながら眺めるでした。
「表富士グリーンキャンプ場」に到着。 ここでトイレ休憩。 バスを1番に降りて、迅速に行動する私。 実は、トイレにいきたかったものですから(^^;)。 10分程度で、バスは出発。昨日お世話になった「山の村」の駐車場へ 向かいました。 「地拵え作業」が予定以上に早く終ったので、急遽、スタッフの方が予定変更。 「山の村駐車場近くで朝拾えた」という状況から、 「ドングリ拾い」を計画するのでした。
お借りしたヘルメットと交換に、幕の内弁当とお茶をもらう。 ヘルメットが昼食券の代わりです(^_^)。
森林管理署の方から、感謝のお言葉をいただきました。 「また、春に皆さんをお待ちしています。」 と、そこまで言ってくださるなら 是非とも、また参加しないと(^_^)。 私たちも、いろんなことを教わってとても勉強になりました。
13:30迄に213個拾いました(^^)。 私よりたくさん拾った方もいらっしゃいます。 すべて、スタッフの方にお預けしました。 岐阜で元気に育って、 また富士山に帰ってきてくれると嬉しいです。 スタッフの方のお話では ・いったん川に入れて、中の虫を除去する。 ・それから土に入れて越冬させる。 ・春に、土から掘り返す。 という作業だそうです。9割は芽が出るそうです。
ドングリを拾った後、バスで、再び西臼塚駐車場へ移動しました。
スタッフの皆さんからご挨拶がありました。 10月17日には岐阜高山のほうで、C.W.ニコルさんも参加の ドングリ拾いがあるそうです。 私の場合は、ちょっと遠くて参加できそうにありません。
2日間、大変お世話になったスタッフの皆さんとお別れして バスは、新宿へ向かうのでした。
東京方面へ向かう上りの場合、消費税別で、ちと高い(^^;)。 いわしのかまぼこは、税込で280円だったのに、ここでは294円。 かまぼこの形、大きさも違う...。 きっと、上りと下りで業者の方が違うのでしょうね(^^;)??
東京近鉄観光バスの運転手さんとガイドさんにも、 2日間お世話になりました。ありがとうございました(^^)。 このあと7人で喫茶店に入り、この2日間の感想などを お話するのでした。「参加してよかった」というのが共通の意見でした。 とても貴重で有意義な体験をさせていただきました。 --------------------------------------------------------------------- 夏に登山をして、感動を与えてくれた富士山。 その富士山に、少しでも恩返しがしたかったのです。 今回のツアーで、1%...いや0.1%でも恩返しができたでしょうか...。 また、来年春の植樹のツアーにも参加させていただく予定です。 --------------------------------------------------------------------- |