豊かな森林を復活させよう! |
1997年9月、台風17号の強風で、富士山の森林は大きな被害を受けました。 富士山の豊かな森を取り戻すため、これまでの針葉樹に偏った植林を改め、 根のしっかりした広葉樹の植林にも力を入れることが、必要とされるようになりました。 富士山のドングリを「拾う」、「育てる」、そして再びもとの富士山に「植樹する」という作業も、 その森林再生活動の一環なのです。 今回、「ドングリの会」主催の「富士山麓ドングリ拾いツアー」に参加する機会がありました。 たいへんすばらしい企画だと思い、参加させていただきました。 以下は、そのときの記録です。 |
富士山を救おう!富士山麓ドングリ拾いツアー主催:ドングリの会 |
たくさんの人が集まっていました。 「ここにいる人全員参加...。すごい人数。」と思ったら 公共駐車場だけあって、「秋の味覚ツアー」等、ドングリとは 関係の無いのツーアの人も、いたのでした(^^;)勘違い。
ドングリツアーの人はたくさん集まっていました。 でも、御一緒する顔見知りの方が、まだ誰もこない...。 私一人で心細い(^^;)。
お一人だけ、こない...。都合がつかなくなったのか? 御一緒するのは11人の予定でしたが、事前にキャンセルがお一人 ご連絡のつかない方が御一人で、結局9人になりました。 男性4名、女性5名です。 リーダーは、富士登山でも御一緒した福島さんです。
バス1〜3号車は、東京ガス関係の皆さん 4〜5号車は、一般参加の皆さん 私たち一行は、4号車に乗りました。
こちらでは、「かまぼこ」のことを「かんぼこ」というのでしょうか? 「いか」「えび」「いわし」と3種類ありました。本当は、「えび」に しようと思ったのですが、より体にいいことに重点を置いて「いわし」に しました。260円でした。 最近、食べ物の選択基準が、「食べたいもの」から「体にいいもの」に なっております(^^;)。 それから「上海もち」というのを買いました。ピザのように平べったい 形をしています。280円。少し辛めでおいしかったです。
(1)今年は残念なことに、ドングリがほとんど落ちていません。 (2)今回は、ドングリ拾いではなくて、昨年芽を出して育った 1年生の苗木を採取します。自然の状態では、9割は死んで しまいます。自然でも自分の力で元気に育つようになるまで 2〜3年の間、大切に育ててあげて、また富士山へ返すことに します。 (3)苗木の採取は禁止されていますが、今回は森林管理署より 「富士山に返す」という条件付きで、特別に事前に許可を もらっています。 その他、1997年の台風で、富士山の森林も大きな被害を受けたお話や 針葉樹と広葉樹の混合の森林がよい等のお話がありました。
昔は、油を燃料としたランプ使って登山をしましたが、まず1合(180CC) の油が燃え尽きた地点が1合目、そこであらたに1合の油を給油して、 さらに登って、また燃え尽きた地点が2合目....というふうにして 1合目、2合目...というのが決められたそうです。 そのときは、感心して聞いておりましたが、今よくよく考えてみると....。 私の田舎の函館山は標高330m位ですが、それでも9合目とかがあって で、富士山のような高い山でも9合目があって、でも21合目なんていう のは無くて.....。 富士山も函館山も、同じ油の分量で登れるとは思えないし...。 なんか変ですね(^^;)?? う〜ん。油とかではなくて、単純に標高を10等分したのでは? でも単純な10等分でも無いような...。謎です(^^;)、、、。 -------------------------------------------------------------- 途中、バスの中でスタッフの方に、参加費4000円をお支払い。 これには、宿泊費、食事代等、すべての費用が含まれています。 参加の記念に、木でできたアクセサリーをいただきました。
「ブロードリーブス」というレストハウスのそばにある駐車場です。 標高は、1150mくらいのようです。 今日は、曇ったり晴れたりのお天気でしたが、到着時は晴れていました。 でも、富士山は全体が雲に隠れて何も見えず(T_T)...。
御弁当は申し込みをせず、各自持参にしたのは....。 きっと「各自持参のほうが安上がり」というリーダーの 判断でしょう(^^;)。 食事の後、「西臼塚(にし うすづか)駐車場」へ、バスで移動しました。
本日の参加者は、東京ガス関係の方が約100名、4号車と5号車に 分かれて乗って来た一般参加の方が約50名、さらにここの現地へ 自家用車などで到着した一般参加の方が約50名、合計で約200名。 東京ガスが企業をあげて、自然保護に熱心な取り組みというのが、 すばらしいと思いました。 森林管理署の方からも、ご挨拶がありました。
装備は、シャベル、軍手、植木用のポット、ビニール袋等。 森林管理署の方と「ドングリの会」スタッフのご案内で、森の中へ。 森林管理署の方やスタッフの方から、ゴマの香りがする木の説明とか、 いろいろな木の説明をしていただき、勉強になりました(^^)。 私が採取した苗木は「カエデ」、「モミ」、「ブナ」の3種類でした。 このうち「モミ」は針葉樹です。クリスマスツリーでも需要のある木 ですね。 「これからは広葉樹の植樹が大切ですが、針葉樹とのバランスが大切で、 広葉樹だけでも困るのでかまいませんよ。」というお話があり、採取した のでした。 うっかりして、「カエデ」の種類を聞き忘れてしまいました(^^;)。 「オオモミジ」とか「カジカエデ」とか、いろいろ種類があるらしいです。 途中で、野いちごがところどころにあり、食べ歩きをするのでした(^^)。 植木用のポットと一緒に持参した「ワクワクワークシート」が面白い! スタッフの方作成ですが、なかなか楽しいシートです。 富士山の姿をみたら1ポイント、ヘビを見つけたら3ポイントとか...。 林道を歩くなかで、体験した内容に応じて、チェックシートで、 ポイントがつくのです。正確には、「1ポイント」ではなくて 「1ドングリ」。ポイントの単位がドングリになっています(^^)。 野いちごを食べたら「2ドングリ」とか、「ゴミを拾ってゴミ箱にすてた」 場合は「6ドングリ」。「雪男を見つけた」場合、チェックシート上、 「7ドングリ」になってるんですけど、これは富士山ではなくてヒマラヤの チェックシートも兼ねているのでしょうか??ヒマラヤにも雪男はいない とは思いますが(^^;)、、、、。
今回は、スズメ蜂に遭遇することもなく、無事に林道の旅を終えることが できました。スタッフの方が下見でまわったときは、出たそうです (^^;)。 採取した苗木は、元気に育つことを祈りつつ、スタッフの方へ御渡し いたしました。2〜3年後、元気な姿で、故郷の富士山に戻ってきて くれると嬉しいです。
日帰りコースの方は、ここでお別れです。 東京ガスの皆様全員と、一般参加の一部の皆様は、ここでお別れです。 ご一緒した9人のうち、お二人がお帰りになって、私たち一行は7人と なりました。 スタッフの方、森林管理署の方から感謝のお言葉があって、閉会になり ました。 2日間コースの方は、残った5号車のバス1台と自家用車等に分かれて、 宿泊先の「富士山麓 山の村」へ。 |