西暦に関する豆知識


Q10.「バレンタインデー」の由来は

・今までのQ1〜Q9って、どちらかといえば、
 西暦そのものについてのお話でした。
 このQ10は、西暦そのものではなくて、
 西暦の中の行事のお話なんですが。
 まあ、西暦そのもののお話も、ネタ切れに近いということで(^^;)。

・バレンタインデーという行事が、2月14日にあるわけですね。
 で、この由来のお話です。

・この日は聖バレンティノ(San Valentino)が殉教して
 お亡くなりになった日です。

・バレンティノは、西暦175年頃、イタリアで生まれた人です。
 最初は医者だったようですが、後にローマ司祭になりました。
 
・当時のローマ帝国の国教はミトラ教であり、
 キリスト教はまだ認められていませんでした。
 それから、当時、なんとローマの兵隊さんは、
 結婚を禁止されていたそうです。
 結婚すると勇猛さに欠けてしまうとか...。

・バレンティノは、ミトラ教ではなくてキリスト教を説き
 皇帝の結婚禁止令に反して、愛する恋人どうしを
 密かに結婚させたりしました。
 このことで、皇帝の怒りをかって、
 西暦273年2月14日、処刑されてしまうのでした。

・ず〜っと後々の西暦1644年、カトリック教会から、
 彼は聖人とさだめられ、こうして2月14日が
 お祝いの日に決められるのでした。

・2月14日は、恋人どうしがプレゼントを交換するのが
 最初の姿だったようです。
 だんだん「女性から男性に恋を打ち明けてもいい日」
 ということが強調されて、チョコレートの一方通行に
 なったようです(^^;)。

・「何故ぜチョコレートか?」ということですが、
 これはもう、チョコレート業界が宣伝に力を入れた
 結果ですね(^^;)。

・ちなみに。3月14日の「ホワイトデー」というのは、
 日本だけの行事です(^^;)。
 「同じ菓子業界にあって、チョコレート業界だけに、
 おいしい思いはさせないぞ。」という
 キャンディー業界の宣伝効果によって、
 作られた行事ですか(^^;)。

・ここでも、念のため申し上げますが、
 私はバレンタインデーも、ホワイドデーも
 いいことだと思いますし、反対しているわけでは
 ありません(^^;)。

                             (2000年2月11日)
   


                 
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