オフィス街(青)

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ディスプレイドライバの更新


古すぎてもいけないけど、最新が最良なのかといえば...


 パソコンのディスプレイに絵や文字が表示できるのは、マザーボード上やビデオカード上にあるビデオチップの働きのおかげです。このビデオチップは、ハードウエアですが、これをソフトウエア的にコントロールしているのが「ディスプレイドライバ」と呼ばれるソフトウエアです。この「ディスプレイドライバ」が正しく導入されていないと、描画が遅くなったり、場合によっては何も表示できなくなってしまいます。
古いバージョンの「ディスプレイドライバ」を新しいバージョンに更新することで、描画の処理速度が改善される場合があります。ですが、常に最新のバージョンにすればよいかと言えば、そうでない場合もあります。


ディスプレイドライバを入れ替えたら「STOP ERROR 0x0000000A」が止まらない...(汗


私が使っているパソコンに、「ATI RADEON 9550」というビデオカードを使っているパソコンがあります。今回、このパソコンのディスプレイドライバを更新したときのことでした。「Catalyst 6.6 Windows XP - Driver 」というのを見つけて、ダウンロードして適用(更新)したのです。
その結果、パソコンは不安定になり、ブルー画面「STOP ERROR 0x0000000A」が頻発するようになってしまったのです....(汗。


ディスプレイドライバを元のバージョンに戻しても「STOP ERROR 0x0000000A」が止まらない...(滝汗


新しいバージョンのディスプレイドライバですが、私のパソコンの環境には、理由はわかりませんが適合できないようです。ディスプレイドライバを更新したのが原因で、パソコンが不安定になったのですから、これはもう更新前の状態に戻すしか手立てはありません。そこで私は次の様な対処をしました。

 ●更新してしまったディスプレイドライバを、いったんコントロールパネル内の「プログラムの追加と削除」を使って削除
 ●以前のバージョンのディスプレイドライバが入っているCD-ROMを使って、ディスプレイドライバを再インストール

ですが、元のバージョンのディスプレイドライバに戻しても、STOP ERRORは止まりませんでした....(汗。どうやら完全に元の状態には戻せていないようです....。


ATI社のディスプレイドライバは、通常の手段では、きれいに削除(アンインストール)できない


ATI社のディスプレイドライバは、実はコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を使っても、きれいに削除できないのです。不要なファイルやレジストリ情報が残ってしまうため、入れ替えても不安定になってしまうのでした。きれいにアンインストールできないソフトというのは実にやっかいです。こういった、アンインストールしたソフトの残骸がきれいに消えずに残ってしまうと、パソコンは不安定になります。


残骸をきれいにするソフトを発見...「Driver Cleaner Pro Free」


困っていたところ「Driver Cleaner Pro Free」というソフトがあることを知りました。これは、どんなソフトウエアにも効く万能薬というものではありません。ですが、ATI社のドライバソフトの残骸をきれいにすることができるソフトウエアです。さっそくダウンロードして使ってみました。
http://www.drivercleaner.net/

Driver Cleaner Professional Edition 1.5
http://www.altech-ads.com/product/10002124.htm

ATIのディスプレイドライバを「プログラムの追加と削除」で削除した後、Windowsをセーフモードで立ち上げて、このソフトを使用します。



「プログラムの追加と削除」で消すことができなかった不要な残骸が、きれいに削除されました。


安定度の高いディスプレイドライバを代わりに導入...「Omega Drivers」


不要な残骸のファイルが削除されて、不安定の要因はなくなったのですが、いずれのバージョンであれATI社のディスプレイドライバを入れることには、抵抗がありました。ATI社のディスプレイドライバは、パソコン次第で安定して稼動するのでしょうが、私のパソコンの環境では新しいバージョンにすると不安定になるし、きれいにアンインストールできないソフトは入れたくありません。そこで、またどうしたものかと思案していたところ、ATI社純正ではない、より安定度を重視したディスプレイドライバがあることを知りました。
これは、「速度よりも画質を優先したチューンナップ、メーカー製品ではなく、有志によるフリーウェア」だそうです。メーカー製でなくとも、画質優先で安定度が高いなら望ましいと判断し、「Catalyst Windows XP - Driver」の導入は止めて「Omega Drivers」を使用することにしました。
http://www.omegadrivers.net/

「Radeon Omega Drivers 3.8.252 (Catalyst 6.5)」というディスプレイドライバを選択してダウンロードしました。


教訓...

●ソフトウエアの中には、きれいにアインインストールできないものがある(例:ATI社ディスプレイドライバ)。

●ATI社のディスプレイドライバのアンインストールには、「Driver Cleaner Pro Free」が有効である。

●ATI社の純正ディスプレイドライバよりも「Omega Drivers」のほうが画質重視で安定度も高い。

ディスプレイドライバを更新するときは、いざというとき、きれいにアンインストールできるのか、残骸が残らないのか、事前に確認しておいたほうが、よろしいようです....(汗。


 (2006年7月25日)



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