北海道から富士登山


富士宮口+御殿場口

2009年7月27日(月)〜28日(火)

往路:富士宮口新五合目 ⇒ 富士宮口八合目 ⇒ 御殿場口七合九勺 ⇒ 御殿場口頂上

帰路:御殿場口頂上 ⇒ 御殿場口六合目 ⇒ 宝永山 ⇒ 富士宮口新五合目


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13:20 「長田尾根登山路建設記念碑」の近くを通りました。

富士山測候所の強力(ごうりき)・炊事担当を永年勤め、後に気象庁の職員となった長田輝雄さん。1958年(昭和33年)2月26日、冬季登山中に7合目付近で突風に煽られ50m滑落。岩に激突して即死してしまったそうです。59歳でした。

長田さんの死を悼み、全国の気象庁職員から募金がよせられ、8合目の尾根から頂上に向かって幅1m、長さ1,100mの尾根伝いの登山道が開かれ、風から身を守る鉄柵が設けられました。この登山道は「長田尾根登山路」と呼ばれています。

この鉄柵沿いの登山道は、一般の登山客用ではありません。気象庁の方が、冬山の登山の際に利用するために設けられたものです。冬の登山で強風の時、雪の上から僅かに出ている鉄柵に掴まって、飛ばされるのを防ぐのです。山頂の観測所は無人化された為、現在では気象庁の方が冬に利用する事も無くなりました。


13:21 遠くに残雪が見えました。


この付近は、小さな石の粒でできた道で、足が埋まりやすく、歩きにくく感じました。

残雪に近づきました。
しばらく止んでいたのですが、再び小雨模様のお天気となりました。
風が強めのため、レインスーツに当たるとパチパチと音をたてます。

14:00 風が強まったせいか、上着のレインスーツにたくさんの雨粒。
大粒の雨ではないのですが、小粒の雨がたくさん降り注ぎます。
新七合目から上着だけレインスーツを着用していましたが、
レインスーツのズボンも着用しました。

14:20 山小屋の跡でしょうか?

所々、かなり風が強く吹いていました。
もうすぐ山頂なのですが、これ以上進んで危険ではないか、しばし考えました。
まだ歩ける状態だったので、慎重にゆっくりと進むことにしました


御殿場口の山頂の鳥居が見えてきました。
足取りも軽くなりましたが、頂上に近づくほど風が強まりました...(汗。


14:38 御殿場口の山頂にゴールしました!

剣ヶ峰まで25分
富士宮口の山頂まで5分
「御殿場口の山頂」と「富士宮口の山頂」は、とても近い距離です。

御殿場口の山頂にある「銀明水」を採掘する場所です。
「銀明水」は、富士宮口の山頂にある「浅間大社奥宮」や、
吉田口・河口湖口、須走口の山頂にある「久須志神社」で購入できます。
「銀明水」は、神棚へのお供え用です。煮沸消毒しないと飲めません。


(2009年9月20日)



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