北海道から富士登山河口湖口+御殿場口+富士宮口少しだけ吉田口2008年7月11日(金)〜12日(土)往路:河口湖口五合目 ⇒ 吉田口五合目 ⇒ 吉田口六合目 ⇒ 河口湖口頂上帰路:御殿場口頂上 ⇒ 御殿場口六合目 ⇒ 宝永山 ⇒ 富士宮口五合目
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■河口湖口を使って登山。少しだけ吉田口も。下山は御殿場口+富士宮口 今回も昨年と同様、北海道から出向いて富士登山にチャレンジしました。 往路は河口湖口新五合目からのスタートですが、吉田口の五合目と六合目を経由しました。 帰路は、御殿場口の山頂からスタートし、宝永山で富士宮口へルートを変更しました。 新五合目は富士宮口に到着しました。 昨年同様、交通費を節約するために、飛行機を用いず、フェリーと深夜バスを利用しました。 ■河口湖口新五合目までの交通
交通費 往路小計 12,630円 復路小計 13,850円 合計 26,480円 交通費は、富士登山以外の目的で使用した部分については記載しておりません。 フェリーや長距離バスの代金は、往復割引後の金額を記載しています。 |
■タイムテーブル |
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チェックポイント | 到着時刻 | 出発時刻 | 徒歩時間 | 休憩時間 |
新五合目 (2305) | 10:00 | 10:35 | - | 35 |
吉田口・佐藤小屋(2230) | 10:57 | 11:08 | 22 | 11 |
吉田口・星観荘(2250) | 11:11 | 11:21 | 3 | 10 |
吉田口・経ヶ嶽常唱殿(2290) | 11:29 | 11:33 | 8 | 4 |
河口湖口と六合目で合流 | ||||
六合目富士山安全指導センター(2390) | 11:52 | 12:01 | 19 | 9 |
旧穴小屋(2420) | 12:07 | 12:07 | 6 | 0 |
七合目 花小屋(2700) | 12:56 | 13:15 | 49 | 19 |
日の出館(2725) | 13:19 | 13:23 | 4 | 4 |
トモエ館(2740) | 13:28 | 13:34 | 5 | 6 |
鎌岩館(2795) | 13:43 | 13:52 | 9 | 9 |
富士一館(2810) | 13:58 | 14:05 | 6 | 7 |
鳥居荘(2860) | 14:21 | 14:28 | 16 | 7 |
東洋館(2920) | 14:37 | 14:47 | 9 | 10 |
八合目 大子館(3100) | 15:31 | 15:51 | 44 | 20 |
八合目救護所(3100) | 15:51 | 15:51 | 0 | 0 |
蓬莱館(3150) | 16:01 | 16:15 | 10 | 14 |
白雲荘(3200) | 17:03 | 17:21 | 48 | 18 |
元祖室(3250) | 17:35 | 17:44 | 14 | 9 |
富士山ホテル(3400) | 18:22 | 18:32 | 38 | 10 |
第2富士山ホテル | 18:35 | 18:47 | 3 | 12 |
本八合目トモエ館(3400) | 18:48 | 18:53 | 1 | 5 |
(須走口)胸突江戸屋(3400) | 18:54 | 18:54 | 1 | 0 |
須走口と トモエ館横で合流 | ||||
八合五勺 御来光館(3450) | 19:11 | 翌2:33 | 17 | 食事+宿泊 |
九合目迎久須志神社(3600) | 3:07 | 3:07 | 34 | 0 |
河口湖口・須走口山頂 | 3:42 | 3:49 | 35 | 7 |
ご来光を拝むため朝日岳へ | ||||
朝日岳(大日岳:3750) | 3:55 | 4:51 | 6 | 56 |
お鉢巡り(時計回り) | ||||
御殿場口富士山頂 | 5:08 | 5:08 | 17 | 0 |
富士宮口富士山頂 | 5:10 | 5:13 | 2 | 3 |
富士山測候所(3776) | 5:32 | 6:00 | 19 | 28 |
河口湖口・須走口山頂 | 6:35 | 6:57 | 35 | 22 |
御殿場口富士山頂 | 7:22 | 7:22 | 25 | 0 |
御殿場口から下山開始 | ||||
八合目見晴館跡(3410) | 8:16 | 8:16 | 54 | 0 |
七合九勺赤岩八合館(3300) | 8:25 | 8:45 | 9 | 20 |
七合五勺砂走館(3210) | 9:05 | 9:15 | 20 | 10 |
七合目日の出館(3070) | 9:22 | 9:22 | 7 | 0 |
大砂走り出発地点 | 9:25 | 9:27 | 3 | 2 |
富士宮口へ ルート変更 | ||||
富士宮口分岐点(2780) | 9:38 | 9:40 | 11 | 2 |
宝永山 頂上(2693) | 9:48 | 10:00 | 8 | 12 |
新六合目(2490) | 10:50 | 11:02 | 50 | 12 |
新五合目(2400) | 11:16 | - | 14 | - |
■所要時間 |
頂上滞在時間(3:42〜7:22の3時間40分)は除いています。 | ||
休憩含む・宿泊除く | 休憩・宿泊含む | 休憩・宿泊除く | |
往 路(河口湖口+α) | 9時間35分 | 17時間07分 | 6時間31分 |
復 路(御殿場口+富士宮口) | 3時間54分 | 3時間54分 | 2時間56分 |
合 計 | 13時間29分 | 21時間01分 | 9時間27分 |
・「チェックポイント」内の( )書きは標高(単位メートル)です。 ・「チェックポイント」地点以外でも、適宜休憩を取っています。 その時間は、徒歩時間の中に含まれています。 登りのときは、15〜20分毎に、5〜7分程度の休憩をとっています。 下りの大砂走りでも、適宜休憩をとりました。 ・「休憩時間」は、「チェックポイント」地点における休憩時間のみを記載しています。 ◆以下は、今回の登山で経験したこと、感じたこと等、ご参考になりそうな事項を記載いたしました。 ■新宿からの直行バスは平日でも是非予約を 新宿西口にある高速バスターミナルから、富士山五合目(河口湖口)直行バスが出ています。 平日なら予約は不要のようにも思えますが、是非、事前に予約することをお勧めします。 登山シーズンは、平日でも大変人気のある直行バスです。 平成20年7月11日(金)の朝一番のバス(7:45発)は、満席でした。 ■河口湖口新五合目より出発。吉田口の佐藤小屋と星観荘に立ち寄る。 河口湖口新五合目から出発しましたが、吉田口の佐藤小屋と星観荘にも立ち寄りました。 新五合目を出発して15分位歩きますと、このような案内板の所にたどり着きます。 通常は右側の道へ進みますが、今回は左側の道へ進みました。 所要時間の目安です。 新五合目⇒(徒歩15分)⇒案内板⇒(徒歩8分)⇒吉田口五合目・佐藤小屋(2230m) ⇒(徒歩3分)⇒吉田口六合目・星観荘(2250m)⇒(徒歩8分)⇒経ヶ嶽常唱殿(2290m) ⇒(徒歩20分)⇒河口湖口・富士山安全指導センター(2390m) ■金曜日や土曜日の夜は登山道が渋滞します。 八合五勺の山小屋を、深夜2時半頃出発しましたが、上を見ても下を見ても登山者でいっぱいでした。 24時を過ぎて、既に土曜日でしたが、金曜の夜から夜間登山をする人達で、登山道はいっぱいなのです。 7月上旬で、学校が夏休みになる前でもこのような状態です。夏休みになると、さらに渋滞の度合いは 高まると思います。 ●小学校低学年のお子さん連れで登山をする方へ 夜間登山は小さなお子様には危険です。日中の登山をお勧めします。 ●夜間登山をされる大人の方へ 週末をさけて登山することをお勧めします。 ■富士宮口新五合目からバスに乗って、温泉「花の湯」に向かうには 1.新五合目から、富士宮駅、新富士駅方面へ向かうバスに乗車します。 2.「湧玉の池」(わくたまのいけ)というバス停で下車します。富士宮駅よりも手前のバス停です。 3・「湧玉の池」から、およそ1.6kmバスが走ってきた道を戻ります。 本当は、「銀行前」(静岡中央銀行)というバス停がこの温泉に一番近いのですが、 新五合目から出発するバスは、「銀行前」というバス停には止まってくれず通過してしまうのです。 バス停「湧玉の池」から、万野粟倉循環バスに運よく乗り換えることができれば、 バスで「銀行前」に行くことも可能ですが、この循環バスは日中は1時間に1本しかありません....。 「湧玉の池」から実際に歩いたわけではないのですが、地図で確認したところおよそ1.6kmですので、 歩いても30分はかからないと思います。 (ご参考)循環バスの停車するバス停 富士宮駅 ・・・⇒ 湧玉の池 ⇒ 城山 ⇒ 第二中学校前 ⇒ 警察署前 ⇒ 北町 ⇒ 市営住宅入口 ⇒ 銀行前 ⇒ 中原 ⇒ ・・・万野団地入口 ・・・ 「花の湯」の特別入浴割引券は、プリンターがあればHP「花の湯」〜 「富士登山プラン」というページで 印刷して入手できます(PDFファイル)。また、新六合目や新五合目の売店でも入手できます。 「花の湯」は、バス停「銀行前」から見える位置にあり、2分程度で到着できます。 ■富士山の縦走について 実は、後から知ったことなのですが、富士山を縦走するのは縁起が悪いとされているそうです....(滝汗。 登山口を2つのグループに分けてご説明します。 ●吉田口、河口湖口、須走口グループ...説明上Aグループとします ●富士宮口、御殿場口グループ...説明上Bグループとします 同じグループ内で、登山道と下山道を変えて組み合わせるのは問題ありません。 例えば、「河口湖口から登り、須走口へ下る」、「富士宮口から登り、御殿場口へ下る」のは問題ありません。 ですが、違うグループと混ぜて登山道と下山道の組み合わせをしては、いけないとされているそうです。 Aグループの登山口から登り、Bブループの下山道を下ってはいけない Bグループの登山口から登り、Aブループの下山道を下ってはいけない ということのようです。南北に縦走するのは「山を裂く」ということで、よくないこととされているのだそうです。 他の山では問題ないのですが、富士山では行ってはいけないこととされているのだそうです。 ただ、これには、 「富士山で商売をする人達によって、登山客が下山時も自分の店を利用するように考え出された事」 であるとする説もあるようです。 富士急行には、「富士山周遊きっぷ・富士山ストーリー」というものもあり、縦走できる便利な周遊券も 販売されております。http://www.fujikyu.co.jp/bus2/fujitozan/tozanbus.htm#Toku1 今回は、河口湖口から登り、吉田口を少しだけ通り、御殿場口を下って最後は富士宮口に下山しました。 AグループとBグループを混ぜていますので、縁起がよくないとされる登り方に該当しています。 個人的には、今回の登山について、須走口は入っていないものの、 吉田口、河口湖口、御殿場口、富士宮口のいいところを満喫できたすばらしい登山であったと感じています。 また、このような縁起話の出所は、富士山に関係していた昔の商人からだったのだろうと考えています。 「縁起が悪いとされることはしない」、「単なる迷信にすぎない」等、いろいろお考えがあることと思います。 縁起を大切にお考えの方は、内容だけを参考にし、今回の登山道・下山道のような組み合わせは実行 なさらないようにしてください。(7月22日追記) |
(2008年7月20日) |
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