大正12年(1923)に、函館地域の電力会社(兼 路面電車運営会社)だった函館水電(現北海道電力)が建てた、角すい型の珍しい電柱。設計者は、函館水電技師の葛西民也氏。葛西氏は、後に函館市交通局の初代局長に就任した。当時、北海道拓殖銀行がモダンな耐火洋風建造物を新築する際に合わせ、玄関を挟んで2本建てられたもの。長い間、「モダン夫婦電柱」と呼ばれ、市民に親しまれてきた。昭和46年(1971)の道路改良工事に伴い1本は撤去された。その後、平成8年(1996)2月に同型の電柱が近くに新設され、夫婦電柱を復活させた。 函館市末広町15 |
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