北海道から富士登山


富士宮口+御殿場口

2009年7月27日(月)〜28日(火)

往路:富士宮口新五合目 ⇒ 富士宮口八合目 ⇒ 御殿場口七合九勺 ⇒ 御殿場口頂上

帰路:御殿場口頂上 ⇒ 御殿場口六合目 ⇒ 宝永山 ⇒ 富士宮口新五合目


【14】



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14:43 富士宮口の山頂に到着しました。

かなり風が強くなってきました。山頂には登山客が皆無です....(汗。
強風で悪天候のため、引き返した登山客が多かったようです。

郵便局は14時までの営業なので、ちょっと遅かったようです....。

が、郵便局の職員の方が、一人たたずむ私をかわいそうに思ったのか
特別に中に入れてくださいました...(汗。

歩いて体を動かしている時は感じなかったのですが、
歩みを止めてじっとしていると、寒さで震えが止まりません....。
寒さに震えている私に、暖房用のランプを近くに置いてくださいました。

ありがたく感謝を申し上げて、
富士山頂郵便局 開局100周年の記念切手を購入させていただきました。

富士山頂郵便局の職員の皆さん、本当にありがとうございました。

14:55 郵便局の職員の方にお礼を述べて、
郵便局を後にし剣ヶ峰へ向かいました。

が、剣ヶ峰に近づくと、ものすごい強風です!

それに真っ白で、剣ヶ峰に続く鉄柵はかろうじて見えるものの
剣ヶ峰が見えない状態です。

これは、さすがにヤバイと思いました.......(滝汗。

ここで死んでしまったら、二度と富士登山もできません。

今回は、剣ヶ峰を断念し、途中で引き返すことにしました。

15:10 再び富士宮口の山頂に戻りました。

恐かった.....。無事に戻ってこれて、先ずは一安心です。
富士山で、こんな恐い思いをしたのは初めてです。

今度は、浅間大社奥宮に入れていただき参拝いたしました。

感謝の気持ちをこめて、ひたすら「ありがとうございます」だけを唱え続けました。

心は落ち着きましたが、寒くて体の震えがしばらく止まりませんでした。


15:22 神社でお札をいただいた後、富士宮口の山頂を後にしました。

15:25 御殿場口の山頂に戻りました。
今回は、頂上での滞在時間は短時間となりましたが、
早く下山したほうが賢明だと感じました。下山を開始しました。

下山時も、所々強風が吹いていました。
身を低くして、慎重に下ります。

16:16 富士山 大智禅師(だいちぜんじ)
昭和二十五年十一月七日 香琳書
遭難した方の慰霊碑でしょうか?

15:25に下山を開始して、ここまで撮影した写真が無いのは、
風に飛ばされないように必死だったからなんです......(滝汗。


16:16 再び「長田尾根登山路建設記念碑」の近くを通りました。


16:17 八合目(標高3,400m) 見晴館跡 を通過しました。

ここまでくれば、七合九勺の赤岩八合館は、もうすぐです。
でも、まだ風が強い状態なので慎重に下山します。


16:24 ブルドーザー道との交差地点を通過しました。


頂上に比べると、だいぶ風も弱まってきました。
写真を撮影する余裕も出てきました......(汗。


16:28 赤岩八合館が見えてきました。


16:29 無事、赤岩八合館(標高:3300m)にたどり着くことができました。

一安心です。このときは、とても嬉しかったです。


赤岩八合館の中に入れていただきました。とても暖かい。
すっかり濡れてしまった上下のレインスーツですが、
ハンガーにかけて干してくださいました。

2食付で宿泊費は6,500円。それにトイレの使用料金200円を加算して
合計で6,700円をお支払いしました。
宿泊客の場合、この200円を一度支払うだけで何度でもトイレを利用できます。
利用の都度、毎回支払わなくてもよいわけですね。

しばらく、炭火のそばで暖をとらせていただくと、さらにホッとして安堵感。
部屋の中を眺める余裕も生まれて、ふと目にしたのがこの写真です。

昨年の平成20年8月7日に、皇太子殿下が登山をされたときの記念写真です。
背広をきたりっぱな方は、この山小屋のオーナーの福島さんです。


(2009年9月20日)



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